どうにも主要メディアが避けているっぽい話題なんだけど、面白いことに支那もちょっと動きが悪いんだよね。
「日台は史上最良の関係」自民・萩生田氏、台湾・頼総統と会談 日本の議員は訪台ラッシュ
2025/12/22 17:12
台湾の頼清徳総統は22日、台北市の総統府で、訪台している自民党の萩生田光一幹事長代行と会談した。頼氏は、高市早苗首相が就任以来、日米首脳会談などの「公開の場」で日台友好への支持を表明し、台湾海峡の平和と安定を重視する姿勢を示しているとして「台湾人民を代表して感謝を表明する」と述べた。
産経新聞より
まさか、このタイミングで台湾に行くとは、何を考えているのか?と疑いたくなるのだが、それ以上に興味深かったのが支那の対応だ。
対支那包囲網と対応に苦慮する支那
自らの過ちを深く反省しろ
当然、抗議はキタのだ、支那から。
中国、萩生田氏の訪台に抗議
2025年12月22日午後 6:20
中国外務省は22日、自民党の萩生田光一幹事長代行が台湾を訪問したことについて、日本に厳正な申し入れを行って抗議したと表明した。
ロイターより
だが、もっと過激なパフォーマンスを予想したのだけれど、これが意外におとなしい。「自らの過ちを深く反省する」よう求めた、って、これまでの対応からは考えられない程控えめである。
これから過激にある可能性もあるにはあるのだが、今のところその兆しはない。
弾劾案の提出
そして、激震走る。
台湾野党、史上初の総統弾劾案提出 頼清徳氏の「独裁」主張も否決の見通し
2025/12/23 19:13
台湾の最大野党、中国国民党と第2野党、台湾民衆党は23日、立法院(国会に相当)の議会運営委員会で、頼清徳総統の弾劾案を提出した。採決は頼氏が就任2年を迎える来年5月に予定される。総統の弾劾手続きに入るのは台湾史上初めてだが、否決される見通し。与野党間の激しい対立は双方が決め手を欠いたまま膠着(こうちゃく)状態が続きそうだ。
産経新聞より
流石に弾劾手続きは否決されるようだが、史上初の弾劾請求って韓国じゃないんだから、どうかと思うよ。
野党側は「独裁であり憲政の破壊だ」として頼氏の弾劾手続きに踏み切ったが、弾劾案の成立は事実上不可能だ。
産経新聞「台湾野党、史上初の総統弾劾案提出~」より
意味が良く分からないけれど、恐らく日本との連携の話と関係はしているんだろうと思う。単純に支那からの揺さぶりなんだろうね。
日本に対するカードが少ないので、台湾の方を揺さぶりにということなんだけれども、効果があるわけではなさそうだ。
日本に対しては追加で制裁
なお、こんなニュースも。
中国、2千便超欠航と報道 来年1月、日本行き航空便
2025/12/22
複数の中国メディアは22日、来年1月の中国発日本行き航空便のうち2195便が欠航となり、欠航率は40.4%と報じた。中国の調査会社の分析としている。
共同通信より
出したタイミングは、萩生田氏の訪台報道の後なのだけれど、なんというか前から決まってないとこういう報道は出せないので、準備期間を考えれば数日前から色々と準備はしていたに違いない。
でも、前の記事にも書いたのだけれど、支那発の航空機を欠便にするということは、それだけ航空会社は収入が減ることに繋がる。
良いのかな?
国内経済に対しても有効対策がない中で、こんなセルフ制裁みたいなことを。
これ、小出しに色々出してきているけど、支那国内の経済状態と同じく、日本に対しても台湾に対してもダラダラと嫌がらせを加えそうではある。ただ、決定的な話もないんだよね。
まとめ
とまあ、そんな感じで支那の指導部は結構苦戦している感じが伝わってくる記事2本続けて書いたのだけれど。
逆に言えば、台湾有事のトリガーになりかねないという不安要素があるってことにも。特に来年の沖縄市長選挙は、1つのトリガーになりかねない。高市政権は急いでできる限りの準備を整えるしかなさそうだ。
幸い、世論の後押しはしっかりあるみたいだしね。



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