二度見をしてしまうようなお笑いニュースだが、支那にはそういう自覚はないのかもしれない。
中国・韓正国家副主席「新興国の利益守る」 米念頭に多国間主義訴え
2026年7月3日 18:38
中国の韓正国家副主席は3日、保護主義的な政策に傾くトランプ米政権を念頭に多国間主義の重要性を訴えた。自由貿易などを通じ「グローバルサウス(新興・途上国)の共通利益を守る」と述べた。
日本経済新聞より
ここのところお気に入りのフレーズなのか、「多国間主義」を時々口にしている支那副主席の韓正氏だが、意味をわかっていっているのだろうか?分かっていても、分かっていなくとも、習近平氏に逆らうことはないのだろう。
多国間主義を使った外交
新興国の利益?
守りたいのは「新興国の利益」などではなかろう。間違いなく、自国の利益を求めているのだろう。
更に分かりやすいと言うか、露骨なのがこちら。
国連のグテーレス事務総長 「多国間主義が深刻な課題に直面している」
2026年7月1日 14:40
国連のグテーレス事務総長は6月25日、第21回済州フォーラムの開幕式にビデオメッセージを寄せ、「多国間主義が深刻な課題に直面している。国際社会は協力を強化し、信頼を再構築し、紛争や貧困、気候変動などのグローバルな課題に共同で対応すべきだ」と述べました。
AFPより
AFPが伝えているが、CGTN Japaneseがソースである。支那中央電視台の日本版がソースということは、つまり支那の政府広報ってことらしい。
まあ、国連事務総長のグテーレス氏や、潘基文氏、更に鳩山由紀夫(ポッポ)など、香ばしい名前が並んでいる時点でもう「どうしようもねぇ」とは思ってしまうのだが、逆に言えば、担ぎやすい彼らの力を借りてでも何とかしたいということかもしれないね。
つまり、権威を持つと思われる「協力してくれる人」に、支那の主張を補強してもらっているというのが、このニュースの正体なのである。
なお、言っていることは全く意味がわからないね。
「多国間主義が深刻な課題に直面している。国際社会は協力を強化し、信頼を再構築し、紛争や貧困、気候変動などのグローバルな課題に共同で対応すべきだ」って、信頼を破壊しているのは支那共産党だし、気候変動も支那は全く非協力的である。別に二酸化炭素排出量が減ったらどうとかは思わないが、環境汚染を平気でやらかすのはどうかと思う。
何より、あっちこっちで乱開発して環境を破壊している自覚が無いのはかなり。
多国間主義は悪者ではない
しかし、別に多国間主義が悪いというわけでもない。尤も、トランプ氏が主張する「アメリカンファースト」を唱える保護主義が悪いかというと、そうでもないと思う。
高市首相、多国間主義を支持 国連事務総長と会談
2026年05月18日19時06分配信
高市早苗首相は18日、グテレス国連事務総長と首相官邸で会談した。首相は「国連を中核とする多国間主義に対する日本の確固たる支持は不変だ」と強調。グテレス氏は、国際法を重視し、開発協力や核不拡散に取り組んできた日本の歩みに触れ、「日本の道徳的な権威は今、非常に重要だ」と指摘した。
時事通信より
我が国も、多国間主義を大切にする立場であるとは表明していて、国連事務総長ともそれなりに良い関係を構築しようとはしている。
日本の立場として、多国間主義を主張するのは仕方のない面がある。何故かと言えば、資源がない国だからである。
多国間主義、どこと同盟するのか…「挟まれた国」韓国の生き残り戦略(1)
2025.12.18 10:37
韓国政府は『国家安全保障戦略書』と『国防戦略書』など国の戦略的方向性を提示する文書の発刊を控えている。これと関連し、前回は「韓国がどのような国際秩序を指向すべきか」という質問を取り上げた。今回は「その秩序をだれと連帯して実現するか」を扱う。この質問は韓国がどんな多国間主義を追求するのか、また、このためにどことの協力に応じるべきかで具体化できる。
中央日報より
似たような立場にある韓国もやはり多国間主義から逃れられないようで、中央日報も「どこと手を組むのか」というような記事を書いている。
協力無しに繁栄できない国は、他国と手を組むしかないのである。
アメリカのように自国で色々まかなえる国家であれば、あまり関係ないかもしれないんだけど。
支那の一帯一路
それを考える上で象徴的なのが「一帯一路」である。
支那も大きな国なので、色々国内から手に入るものも多いが、残念ながらアレだけの人口を抱える国家なので、足りないものも結構ある。
つまり、そういったものを効率的に手に入れることと、余っている鉄などの資材を使った鉄道の延伸計画というのは割と理にかなっている。
ただ、莫大なコストがかかる話なので、そんなに簡単な話ではない。
中国初の民間資本主導の高速鉄道輸送客数が累計1億人超に
2026年7月2日 14:20
中国鉄道上海局集団有限公司によると、中国初の民間資本が筆頭株主の高速鉄道である杭台高速鉄道(中国東部の浙江省内で杭州市と台州市を結ぶ高速鉄道)の輸送旅客数が6月27日で累計1億人を超えました。
AFPより
頑張って鉄道を伸ばしていて、それが赤字になっているのは有名である。

こちらの記事では、鉄道の運賃を下げているので維持費すら稼げず、更に乱開発しているので開発費が足りない。なお、この開発費用は地方政府に出されているので、見かけ上はそれほど大きな赤字には見えない。だが、実際のところはトンデモナイ額の赤字を抱えている。
とはいえ、そのコストを捻出できれば、鉄道運用は輸出入にも大きなアドバンテージとなる。一時期、日本にやたらと一帯一路に参加しろと言っていたのは、日本に財布になれという意味であった。まあ、支那の港に安い商品が運ばれてこれば、日本も損することはないという側面はある。割に合わないけどね。
ともあれ、一帯一路は多国間主義と親和性が高いのだ。
まとめ
というわけで、支那が繰り返し浸透させようとしている「多国間主義」は、要は体の良い外交スローガンとして使われているということだね。
だからこそ、「関税を上げるのは止めてくれ」「自由貿易を守れ」という主張も、理念の話というより、自国経済を維持するための現実的な要求として理解した方が分かりやすい。



コメント
後発の新興国が、先発で世界秩序を仕切る
先進国に文句あるのは解るすよ。
でも彼らが仕切り手になれないのは、きちんとした基準を社会システムにも産品の品質基準にも「水準に達してない」からす!
「お前らが勝手に決めた」とか言われても、身勝手な政策や品質悪い品を売られてもこちらは困る!
そこを端折って覇権国家の地位と美味しい所だけつまもうというのかシナ!
さんざんODAたかられてきてこれかよ!
親中の連中って全員が脳軟化症なのでないすか? 民族なんたら法に知人の中国人ビジネスマンも首を捻ってる。
それホントに中国の未来の為になるの?と。問題はキンペーが死んだら死んだで、
これまた大騒ぎになるのも間違いない事。
厄ネタとしか言いようない。