とうとう出てきたなー、韓国産エンジン。え?
「国産の心臓」搭載した大型無人戦闘機が飛ぶ…韓国の技術で開発した航空エンジン試作品初公開
2026.07.07 17:05
韓国防衛事業庁と国立科学研究所が無人戦闘機と偵察機に使用できる国産航空エンジンの試作品を7日に初めて公開した。国産技術で大型無人戦闘機を飛ばすエンジンの開発に成功したことで、輸入に依存していた航空エンジン部門で技術独立に向けた第一歩を踏み出したという意味がある。究極的にはこうした「国産心臓」を搭載した次世代有人戦闘機の量産が目標だ。
中央日報より
韓国産のターボファンエンジンとターボプロップエンジンの試作品が「完成」し、これから本格的な試験へ移行する段階ということらしい。今回はそのうちターボファンエンジンエンジンにスポットを当てていく。
悲願の国産化
無人機(LOWUS)の試作品
今回のターボファンエンジンは、開発に成功したとされているMUVAに搭載する予定らしい。


無人機(LOWUS)が韓国で開発されていて、エンジンの国産化も目指されていた。
軍事用の航空機エンジンといえばアメリカ製だが、アメリカはもしかしたら売ってくれないかもしれない。いや、外国に輸出するならアメリカ製のエンジンはダメだ。韓国は過去の失敗を踏まえてそういう判断になったようだ。
科学研究所はこの日、ハンファエアロスペース昌原事業所で国産長寿名航空エンジン試作品地上試験の着手式を開き、5500ポンド級ターボファンエンジンと1400馬力のターボプロップエンジンを公開した。5500ポンド級は約2.5トンの重さを持ち上げられる推進力を意味する。国産技術で数千時間以上使用できる長寿名エンジン開発の試作品を完成したのは初めてだ。このエンジンはすでに地上試運転を進めている。防衛事業庁は2030年代初めに開発を終え、早ければ2035年から量産に入れるとみている。
中央日報「「国産の心臓」搭載した大型無人戦闘機が飛ぶ~」より
韓国としては、XQ-58Aヴァルキリーに似た無人機が欲しかった。

これを、真似したからなのか、随分と似た形になっちゃった。

ここまでベンチマークをしておいて、「エンジンは売って下さい」というのは流石に恥ずかしい。どんな文句をつけられるかもわからない。だから、自国開発しかない!と、そういう結論になった。
で、今回はこれに搭載する用のエンジンの開発が成功したというのが冒頭の話。
コレまでは作れなかった
「試作1号機」の低被探知無人編隊機(LOWUS)は、2025年5月に試作1号機完成!と大々的に報じられ、今年初めから空軍に引き渡し、と。
両機種とも昨年の国軍の日記念式で姿を見せた。当時李在明大統領は「先端航空エンジンとステルス技術など国防戦略技術分野に対する投資を大幅に拡大し、韓国軍を有能で専門化されたスマート精鋭強軍に再編するだろう」と明らかにしていた。低被探知無人編隊機は昨年5月に試作1号機が出庫し、中高度偵察用無人航空機は来年初めから韓国空軍に相次ぎ引き渡される予定だ。
中央日報「「国産の心臓」搭載した大型無人戦闘機が飛ぶ~」より
ただ、そこに搭載されているエンジンは米プラット&ホイットニー・カナダ製 JT15Dと同じ仕様のものである。が、LOWUSの開発経緯も関係してかアメリカ製のエンジンを搭載することはなかった。
このエンジンが最終的にどの韓国製CCAに搭載されるかは不明だが、前述の5,500ポンド級エンジンは、韓国の低視認性無人僚機システム(LOWUS)向けであると考えられている。このエンジンは1月に地上試験を開始した。
韓国国防科学研究所(ADD)と共同開発されたハンファ製のエンジンは、LOWUSがこれまで使用してきたウクライナ製のAI-222エンジンに取って代わることになる。LOWUSは全長10.4m、翼幅9.4mで、KF-21ボラメなどの戦闘機に随伴できる。
ASIAN Military Reviewより
実はウクライナ製のAI-222エンジンが搭載されている。

韓国は割とウクライナとの距離も近いようだね。そういえば、ロケットのエンジンもウクライナから手に入れていた。30t級エンジンは設計図を買ったとか、技術を含めて輸入したのは有名な話。
今回のLOWUSのエンジンを手に入れる経緯も、似たようなルートで技術を手に入れるに至った。だが、ウクライナ製品を輸出するということに、色々と制約がつく時代である。そもそもウクライナの生産工場が戦争で失われるリスクも考慮せねばならない。
また、韓国が商売をやっていくうえでは、ウクライナ製のエンジン搭載というのは色々と都合が悪いっぽい。ウクライナ政府・メーカーの再輸出許可や供給体制がネックとなり、必要に応じて輸出管理制度(ミサイル技術管理レジームなど各種国際的な輸出管理枠組みに基づく審査)が必要となる。
エンジン技術の入手という意味では、T-50練習機の製造にあたっても、KF-21戦闘機の製造にあたってもウクライナとの距離は近く、技術的支援を貰っているとか。
T-50練習機の設計はロッキード・マーティン社だったのだが、製造にあたってはウクライナの技術者の支援をお願いしたという噂が。エンジンの設計だけでなく、制御技術、或いは部品製造に至るまで、ウクライナからかなりの技術を輸入しているとの見方が強い。
まとめ
輸出を見据えて航空エンジンまで国産化しようという動きは、韓国航空産業にとって大きな節目と言えるだろう。自国開発を喧伝しているが、その実、様々な国からの技術に頼って、製造をする現実はいつもとさほど大きな違いはない。
問題は、実際に量産まで漕ぎ着けられるか、耐久性や信頼性がどこまで確保できるかで、これから始まる地上試験や飛行試験で明らかになる。



コメント
冶金技術が無くとも3Dプリンターが有れば亜音速機用低バイパスターボファンまでは作れます
超音速機用の耐熱タービンは3Dプリンター用素材を売る様なメーカーが存在するのか?
中国もウクライナから技術を買っていますね
北朝鮮戦車のサーメット製正面装甲の技術の出処もウクライナかな?
噴射部が溶けないような素材とか。
基礎を作って、何か一つモノにしてから展開すれば良いのに……てのは日本人感性すかねぇ。
彼らの手を出す進出は感心してるのすよ。
ホリエモンみたいに「数打てばどこか当たるだろう」感覚も解るし。
けど乗物テクノロジーってのは、徹底的に
実体で勝負すからねぇ。安くても使い物になんなきゃ買わないし。
やっぱり一事が万事と想うすけとねぇ。