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「見たこともない銃」で大統領が射撃 露呈した韓国軍の小銃事情

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韓国陸軍
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ちょっとした話題があったので、これも一応話題として収集しておこう。

[独占] 「名射手・李」を生み出した銃…兵士たち「見たこともない」

2026年7月13日 05:00

李在明大統領は先月24日、海兵隊の延坪部隊で実弾10発を射撃し、ゼロ点標的をすべて命中させ、「名射手」として話題となった。李大統領は、光学照準器や標的指示器など、各種付属装備が取り付けられたK2C1小銃を使用した。ところが、軍内外では大統領のライフルを見て、「見たこともない銃だ」という声が上がっている。現役軍人の圧倒的多数は、付属装備を取り付けることができない旧型のK2ライフルを使用しているからだ。

朝鮮日報より

先日、韓国大統領の李在明氏(ミョンミョン)が視察をして、射撃をして見せていたという話があったけど、それの後日談である。

明らかになる小銃問題

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視察と方針表明

さてと、先ずはこちらのニュースを。

韓国・李在明大統領、延坪部隊で実弾射撃…「徴兵から募兵へ」

2026年6月28日 7:30

韓国の李在明大統領は24日、海兵隊延坪部隊の将兵らと会い、「皆さんのように特別な犠牲を払う人々には、特別な補償によって公平性を実現すべきだというのが私の信念だ」と述べ、「可能な方法を十分に探してみる」と語った。

~~略~~

イ・ジェミョン大統領は昼食懇談会に先立ち、延坪部隊のK9自走砲や多連装ロケット「天武」など機動・火力装備7台を視察し、現況報告を受けた。また、海外防衛産業市場で成果を上げているK9A1自走砲にも自ら搭乗した。

AFPより

ミョンミョンが海兵隊延坪部隊を視察して、K2ライフルの試射もやったという報道である。

このニュースでミョンミョンが、「現行の3軍(陸・海・空軍)体制から海兵隊を独立させる準4軍体制への改編公約を履行する」とか、「選択的募兵制は、徴兵制の骨格は維持しつつ、入営対象者に選択権を与えることが骨子だ」とか、ちょっと驚きの情報を発表したと報じている。

海兵隊を独立軍種とすれば、指揮系統や装備体系を独自に整備する必要があり、相応のコスト増は避けられない。海兵隊の機動性を高めるという意味では、必要な整備だとは思うんだけどね。

一方で、選択的募兵制というのもある程度は意味のある方針だと思う。徴兵制は社会的なコストがかかる制度である。戦力低下を招くという意味でも、あまり優れた制度だとは言えない。

兵器の老朽化

徴兵制度というのは、目的があって導入されていれば良いのだが、労働市場への影響は結構あるし、少子化などの問題にも繋がると言われている。

ただ、ここではそういう論点はさておき、実際韓国軍に現れている弊害について言及しておきたい。それが、冒頭のニュースとも関連している。

12日、朝鮮日報が「国民の力」のユ・ヨンウォン議員室を通じて国防部から入手した「陸・海・空軍のK2小銃の現状」資料によると、国軍に配備されたK2小銃約81万6000丁のうち、耐用年数(25年)を超えた老朽化した小銃が56万9000丁(69.7%)に達した。特に海軍は、保有するK2小銃1万8000丁のうち、94.4%にあたる1万7000丁が老朽化した小銃だ。空軍は5万丁のうち3万6000丁(72%)、陸軍は74万8000丁のうち51万6000丁(68.9%)が耐用年数を超過している。

朝鮮日報「「名射手・李」を生み出した銃~」より

これ、自衛隊もあまり笑えない話ではあるんだけど、韓国軍に配備されているK2小銃はコレが主流だという話。

現状、主流なのがK2A1というK2小銃として最初に開発されたと知られる銃で、アメリカ製のM16A1をベースに韓国で開発されたといわれる、形状の似たライフルである。現場からの評価もそこそこ高いらしく、傑作銃だとの評価もあるようだ。

ただ、製造開始は1985年と古く、現在はK2C1に更新中だ。

従来のK2A1の銃身(バレル)長をそのままにピカティニー・レールと伸縮式ストックを取り付けた近代化モデルという位置づけで、2016年頃から更新が始まっている。

別の記事で、ピカティニー・レールが持てないほど熱くなる問題が指摘されたが、グリップを取り付けるなどの対策を行った。

【韓国陸軍】K2ライフル
陸軍の基本装備である小銃もなかなか残念な事になっている。まあ、K11程ではないし、K2ライフルに関しては寧ろ成功した部類ではないだろうか?チョイチョイ問題もあるようだが、結構な数輸出しているしね。K3分隊支援火器についてはノーコメントと言う…

その辺りの事情は過去にも説明した通り。

新型導入を模索

これで順調に入れ替えが進めば良かったのだが、そう簡単にはいかなかった。

韓国軍は付加装備取付用レールを単に改良型小銃であるK2C1を2016年から量産し始めたが、今まで陸軍11万1000挺、海軍7000挺、空軍4万挺など総15万8000挺普及にとどまったことが確認された。 K2ライフル(81万6000錠)比19.4%水準だ。付加装備付着が可能だというほか、銃器自体の性能はK2と事実上差がなく、少量普及にとどまったものだ。各種個人化機に付着する光学照準器も陸軍12万4000個、海軍1000個、空軍1000個で計12万6000個しか保有していないことが分かった。

朝鮮日報より

「特に性能差がないのに、入れ替えするのは合理的ではない」という判断になったらしい。

韓国は老朽化したK2ライフルに代わる新型ライフル「韓国式ライフルII」を2028年までに導入する計画を発表した。

公開日: 2026年4月3日 6:00 更新日: 2026年4月3日 10:03

軍当局は、主力小銃であるK2小銃の後継として「韓国式小銃II」計画を推進している。K2小銃は1985年に量産が開始され、40年間にわたり全部隊で個人携行銃として使用されてきた。軍はまた、K5拳銃の後継となる計画も進めている。過去には銃器調達計画において発射不良や機密情報の漏洩といった問題が指摘されたことから、今回の計画が適切に進められるかどうか注目が集まっている。

~~略~~

現在の計画では、初期事業規模は5000億ウォン、総事業費用は2兆ウォンとなる見込みだ。同庁は今年中に基本推進戦略を策定し、2028年に事業を開始する予定である。

朝鮮日報より

新しい銃の形状はもう決定しているのだろうか?あと2年しかないんだが……。

K2C1小銃については、1万挺ほど作った段階で一旦供給停止が伝えられ、トラブルが解消した時点で追加で5万挺弱作ったので、合計約5万8,000挺を調達した。計画では15万挺導入するハズだったので、途中で計画を打ち切ったってことになる。

打ち切り理由は、近代化出来ていない部分が気になったと言うことなんだけど、とはいえ2028年まで更新されないのもどうかと思うよ。

STR突撃小銃がベースに?

ちなみに、2028年に導入するとなると、そろそろ素案くらいは出ていないとと思って色々探したのだけれど、完全に決定したという報道は見当たらなかった。

ただし、どうやら2022年頃に出回っていた話が、そのまま採用される見込みだろうとのこと。

500m先から防弾チョッキを貫通する「破壊力No.1」のアサルトライフル

入力2022-10-13 18:24

火力分野で小口径火器を開発・生産するSNTモーティブと、機動分野で自走砲や戦車などの変速機を製造するSNT重工業は、防衛製品の国産化を牽引してきた。

~~略~~

「STR24」6.8mmアサルトライフルは、有効射程が500m以上となって、従来の5.56mm弾を使用する場合に比べて弾道安定性を高め、精度と破壊力を向上させた。これは、性能が向上した防弾チョッキの貫通力を高めることができる火器の必要性に応じて開発されたものである。「K2C1」5.56mm小銃の銃身が45.7cm(18インチ)であるのに対し、STR24アサルトライフルは世界的な傾向に合わせて40.6cm(16インチ)の標準銃身を採用した。

seoul.coより

STR24突撃小銃のコンセプトが、果たしてそのままかどうかは良く分からないのだけれど、6.8mm化はほぼ決定のようだ。

まとめ

今回のニュースは、「李在明大統領が最新型のK2C1小銃を使った」という話ではない。現役兵が「見たこともない」と語るほど、更新が進んでいないという現実が明らかになった点に意味がある。

K2小銃そのものは決して失敗作ではない。長年にわたって韓国軍を支えてきた実績のある小銃であり、評価も悪くない。しかし、1980年代に採用された装備を今なお主力として使い続け、更新も十分に進まない状況では、現代戦で求められる各種アクセサリーや光学機器への対応が難しくなっていく。

これは徴兵制度にも通じる話だ。50万人という兵力を維持していても、少子化の影響で兵員の質や訓練期間は変化し、装備の更新も遅れれば、その数字がそのまま戦力を意味するわけではない。

ユンユンは募兵制への転換と共に、K2小銃の更新を急ぐべきことにも言及すべきだろう。

コメント

  1. 山童 より:

    んで、御大層な装備つけてミョンミョンは的に当てたすかね🤣
    米国のバンス副大統領が同じ事やった時は、全弾命中させて軍の担当官や兵士たちがガチで最敬礼してましたが。
    バンスさんはイラクだかアフガンで実戦経験あるツワモノてすからねぇ。過激派あがりのミョンミョンは火炎瓶や投石の方が得意なんでない?🤣

    アサルトライフルはすねぇ。
    まぁ七面鳥様とか詳しい方がいるから恐縮ですが、5.56㍉口径のNATO弾を、AR系の
    カービンであるM4で来たのが、
    数年前に主力小銃を6.57㍉したっけ、大口径化しました。
    それでNATO弾足らなくなって(ウクライナ支援の分ね)韓国と自衛隊に貸してくれ言い出す羽目になってます。
    んで、変更から未だ2、3年なのに、もう
    現場から文句ダダ漏れしてまして。
    7.62㍉旧NATO弾のようなフルサイズ弾よりは軽い中間弾薬(カービン弾)すが。
    でも小銃弾は、弾全長より弾頭直径が大きくなる方が、携行弾数や装填弾数が減る!
    現代戦でドラムマガジン使うわけにもいかんたろうし。
    立木に下草ぼうぼうの密林戦闘とかなら、大口径化も意味ある(軽量弾頭だと草木で弾かれて弾道が狂うから)しょうけど。
    進化したアーマー貫通力の問題はあるけど、とにかくマガジンに入る数が少なくて、おまけに携行できる弾数が限られる!

    んで、元の5.56に戻そうか?をペンタゴンが再検討してるんすよね!
    警察のSATや海保の特殊警備隊がMP5SMG
    を使うのも、あれの精度の良さはあれど、
    用はコンパクトに沢山の弾数を携行できるからすよね。
    歩兵や特殊部隊が、数日以上を拠点に帰還しないで屋外作戦活動を行う場合は、最低限100発/1人の携行弾数は必要とされる。 
    他に衣類、雨具、ツェルト、医療キット、
    食糧、水筒、ライト、無線機etcすからら。その点で米軍の正式小銃の規定が再検討されてる!
    現実論として、米軍の小銃規格は西側諸国の火器基準に大きな影響を与えます。
    なので、このまま大口径化て行くのか、
    元の小口径高速弾に戻るのか???
    これ米国以外の銃器メーカーや軍にも注目かれるかと想う。
    その点で、いまの段階で慌てて装備を改める必要性は低く、ペンタゴンの決定を観てからで良いのでは?と想うのです。

    • 山童 より:

      訂正)旧7.62㍉弾は、
      フルサイズ小銃弾(二次大戦のM1ガーランド小銃とかに使う弾)じゃないすね。 
      近所のご隠居に、昔、仙台の師団でM1と
      64式の両方を使った方がいて、さっき御指摘されました。
      失礼m(_ _)m

  2. 山童 より:

    ところでサムネは記事の内容と一致してますかね?
    ベルト給弾の軽機関銃(フルサイズ弾を発射するマシンガン。アサルトライフルより弾が長く大きい)に見えるすが。
    写真だとアサルトライフル用の中間弾薬より薬莢が長く見えるすけどね。
    昔の7.62㍉フルサイズ弾(M14小銃とかの)に見えるのですけど。私の勘違い?

  3. 山童 より:

    ちなみに弾頭を全てタングステンに変えればアーマー貫通問題は解決しますね🤣
    PDWしたっけ「上等なSMG」で、弾をタングステン弾したイングラムみたいなの北欧の兵器にありましたけど、弾を変えただけで軽装甲車を撃ち抜くンすよね。
    つまり、新型ライフル開発するより!
    弾頭素材を研究する方が先なのでは?

    • 匿名 より:

      予算の壁を越えられません
      予算が有ればAPFSDSはタングステン合金ではなくタンタル