近況は「お知らせ」に紹介するようにしました。「注意して下さい」もお読み下さい。

NATO司令部でスパイが摘発される

スポンサーリンク
北欧ニュース
この記事は約3分で読めます。

世界的にスパイ事件はさほど珍しいとは言えないのだが、日本国内でこの手のニュースが増えてきた印象である。

NATO司令部でスパイ、中国系カナダ人の女逮捕 ベルギー、犯罪組織関与容疑も

2026/7/26 00:40

ベルギー当局は25日、同国南部モンスにある北大西洋条約機構(NATO)の欧州連合軍最高司令部(SHAPE)でインターンとして働いていた中国系カナダ人の女を、スパイ行為をした疑いで逮捕したと発表した。女がどの国のためにスパイをしていたかは「第三国」としか明らかにされていない。

産経新聞より

が、僕の印象はともかくとして、実際には支那系のスパイに依る事件が近年増えてきているらしい。これは、ヨーロッパで対支那政策の変化が見られたからだ、という分析がある。

横行するスパイ行為

スポンサーリンク

増えたのか目立つようになったのか

数字で調査したということではないようだが、支那系のスパイの摘発をすることで、対決姿勢を鮮明にする目的があるのかもしれない。

中国のスパイ活動が世界中で急増しているが、一部は逮捕されている。

2026年6月18日午前4時00分

6月にアメリカ人ジャーナリストが中国政府のエージェントとして活動した罪を認めたのは、北京のグローバルな情報活動を浮き彫りにする一連の事件の最新事例であり、中国によるスパイ活動に関連した逮捕と有罪判決というより広範なパターンの一部であった。

~~略~~

中国共産党は、弱体化していると見なす西側諸国に対して政治的・経済的な優位性を得るため、「この地域にスパイを大量に送り込んでいる」と専門家はニューズウィーク誌に語った。ノルウェーからドイツ、そして韓国などの他の自由民主主義国に至るまで、スパイ活動が疑われる事例が次々と報告されている。

Newsweekより

これまでも支那がスパイを用いて諜報活動をしていなかったなどとは、僕は信じられないし、事実に反するとは思う。だが、スパイ活動を強化している傾向は見られるようだ。

頼氏は、その他の要因として、中国自身の経済低迷への懸念や、国際的な最先端技術へのアクセスを制限しようとする動きなどを挙げた。中国は、米国との競争は科学技術力によって決着がつくと信じており、習近平国家主席をはじめとする中国共産党指導部も公にそう述べている。「中国は間違いなくスパイ活動を強化している。まさに経済が低迷し、以前のように容易に技術を利用できなくなった時に、その傾向が顕著になる」と頼氏は述べた。

Newsweek「中国のスパイ活動が世界中で急増しているが~」より

Newsweekでは、「次なる技術」を求めて支那系スパイの活動が活発化していることで、摘発事例が増えているのではないかと分析している。

NATO司令部でスパイ

冒頭のニュースも、それの類型だと考えれば、分かり易い。

SHAPEは、NATOの全軍事作戦の計画と実施を担う作戦連合軍(ACO)の司令部。最高司令官は代々、米軍の将官が担い、現在はグリンコウィッチ米空軍大将が務めている。

産経新聞「NATO司令部でスパイ、中国系カナダ人の女逮捕~」より

ただし、NATO司令部でのスパイ行為は、技術の獲得ではなくて、NATOの組織力を調査し、戦力の把握をしていくことが目的なのだろう。

終わらない「スパイの大量投入」…中国のスパイが世界中で次々と摘発されている理由

2026年06月19日(金)15時30分

中国共産党は、アメリカなど西側諸国に対して政治的・経済的優位を得るため、スパイを「大量投入」している。専門家らが本誌に語った。

しかし、一部のスパイは摘発されてもいる。実際、韓国やノルウェー、アメリカ、ドイツで、中国のスパイと疑われる人物の逮捕や、中国人のスパイ活動をめぐる有罪判決の報道が、ほぼ毎週のように出ている。

Newsweekより

「政治的・経済的優位を得るため」というスパイ活動だが、要は人脈を探るところが一番大きいのだろう。

早いタイミングで規制の情報を入手したり、抜け穴を探ったりする。或いはそのための工作をするなどといったこともあるかもしれない。

まとめ

NATO諸国は警戒を強めていて、日本はこれからという状況。

先日お伝えした国家情報局の話は、割とタイムリーな印象を受けるけれど、その実、現在進行系で情報を抜かれ続けているので、さっさと対処しろという話なのである。

コメント

  1. 山童 より:

    NATOの組織力(と同時に人脈など攻めどころや穴)を試す為に潜入させたと観るのは慧眼と想うす。
    諜報にも、冷戦初期に英米が先鞭をつけてい核兵器について、ソ連の核開発の進行具合を探ったような、そのものスバリを刈り取りに行くケースと、
    威力偵察的なプレ諜報あると想うす。
    スパイにも、ゾルゲ事件のゾルゲみたいな大物もいれば、使い捨てもおる訳でないすか?
    捕まっても構わないから、送り込んで相手を観る遣り方もあるかと。
    問題なのは、軽重あれど、「量」をこなすだけの、彼らのネットワークが張り巡らされていることで。