ちょっと面白かったので触れておく。
日本の自民党が支持する候補者が沖縄県知事に当選した
新華社東京9月14日電(記者:李子越、陳沢安)日本放送協会(NHK)の報道によると、13日に行われた沖縄県知事選挙で、自民党などの政党の支持を受けた沖縄県那覇市の元副市長、古謝玄太氏の当選が確定した。
環球時報より
沖縄知事選の結果、古謝玄太氏が勝利したことについて、支那でも速報気味に報道がなされたようだ。よっぽど悔しかったのか、不都合だったのか。
別に、日本の一地域の出来事なのだから、放置しておいてくれでイイんだぜ?
注目の沖縄県知事選挙
自民党支持の候補者が勝利
自民党の支持する候補者が勝利した。高市政権が推進する方針を、容認するに違いない!という論調である。
米軍基地の移転は、今回の選挙の焦点となる争点の一つだ。日本の『毎日新聞』の報道によると、玉城氏は米海兵隊の普天間飛行場を宜野湾市から名護市の辺野古地区へ移転することに反対しており、日本政府が西南諸島における自衛隊の配備をさらに強化すべきではないと主張し、日米合同軍事演習にも反対している。一方、古謝氏は現行の移転計画を支持し、日本中央政府との連携・協力を強化すべきだと主張している。
環球時報「日本の自民党が支持する候補者が~」より
ちょっと見慣れない単語が見えるが、「西南諸島における自衛隊の配備」とは、日本では南西地域に関する防衛力強化の話であり、玉城デニー氏はこれにも反対していた経緯がある。
だから、「古謝氏は現行の移転計画を支持し、日本中央政府との連携・協力を強化すべきだと主張している」と言及しているように、今回の結果に懸念を示しているということなのだろう。
が、そもそも国防は政府の専権事項なので、実際のところは知事選挙の結果との直接的な関係はない。
しかしそれを支那から指摘されるというのは噴飯ものの出来事ではある。だって、支那の場合は中央政府が決めたことを地方政府が覆すようなことは先ずあり得ないからだ。
移転受け入れにも
そもそも普天間基地の移設問題は、時間が経過してしまったものの、既にある程度の決着のついた話でもある。
辺野古埋め立て申請、沖縄県知事が承認 普天間移設問題
2013年12月27日11時17分
沖縄県の仲井真弘多(なかいまひろかず)知事は27日午前、米軍普天間飛行場(宜野湾市)を名護市辺野古へ移設するための国の埋め立て申請を承認した。午後に記者会見を開いて表明する。国は今後、着工に向けた調査、設計に入る。1996年の日米合意から17年間にわたる普天間の移設問題は、大きな節目を迎えた。
アーカイブより
いつまでも活動のために「決定を覆すことができる」などと、夢見ていくものではない。8年知事をやって、散々、裁判をやって負けた上で、まだ反基地活動というのは、ちょっと理解ができない。
そもそも、西南諸島の軍事化を進めるって話も、防衛省から既に何年も前にペーパーが出されているので、今さらなのである。
平成26年版の防衛白書のリンクを貼っておくが、この情報自身も初出というわけではない。少なくとも12年前にはその方針が決められていたという話は、この資料からも分かっていただけると思う。
近年もこんな感じに動いているしね。
登庁せず
なお、選挙戦で疲れたのか、玉城氏は本日お休みらしい。
15万票差つけられた玉城デニーさん、登庁せず会議も欠席…陣営「本人の勝てる感覚と実態に差があった」
2026/09/14 13:07
沖縄県民は「県政刷新」を訴えた若きリーダーに沖縄の未来を託した。主要な争点が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設の是非から経済振興策に移った13日の県知事選。過去最多得票で初当選を果たした前那覇市副市長の 古謝こじゃ 玄太さん(42)は「暮らしや経済を前に進める」と意気込んだ。
一方、約15万票の大差をつけられた現職の玉城デニーさん(66)は13日夜、支援者が静まりかえった那覇市の事務所で「県民の選択だ」と肩を落とした。一夜明けた14日午前は県庁に登庁せず、毎週月曜の幹部会議も欠席した。
讀賣新聞より
……。
マイクを握った玉城氏は「都合のいいことだけが民意ではない。そうではないことも民意として現れるのが、この瞬間だ。皆さんにはお礼の言いようもない」と支持者に感謝した。
報道陣から「オール沖縄」の今後について問われ「『オール沖縄』を出せば出すほど叩きやすい。それの影響は多くの県民がこうむってしまうことになるのでは。そういうことにメディアが加担していないか、一回整理なさるべきでは」とメディアの報道を疑問視。「『オール沖縄』を選挙の対抗軸みたいに上げていくことだけが本当の運動ではない」と述べた。
八重山日報より
オールドメディアに対しても、恨み節を披露していたが、むしろ、オールドメディアは玉城氏の擁護に回っていただろう。
選挙戦最終盤、SNSなどによる自身への「誹謗中傷」を訴えてきたことに関し「日本の文化そのものを破壊する工作に過ぎないと思っている。潰しあいの潰しあいは犯罪になり戦争になる。そういう戦意高揚は下手するとSNSから広がっていくのではないか。言葉は悪いが、知事選はうっぷんの掃きだめにされてしまった」と非難した。
八重山日報より
更にSNSへは恨み骨髄らしいが、それは逆恨みというものではないだろうか?
その上で「罵詈雑言が全国から沖縄に飛んでくるものも、メディアがバリアを張れたかも知れない。その力を行使しないことが逆に言うと、相手に対して有利な状況を放置し続けている」と持論を展開した。
八重山日報より
……バリア?
いすれの点も、なかなかコメントしにくい記事である。滅多切りにしても良いのだけれど、この記事の趣旨はそれじゃないので見送ることにしよう。玉城氏側の事情は全く分からないしね。
ただ、一言だけ言っておくと、そういう認識だから負けたんじゃないの?
補欠選挙の結果
なお、知事選挙の結果が目立っていたが、県議会の補欠選挙に関しても、注目すべき結果が出ている。
沖縄県議会2補選で自民勝利 25対23で辺野古容認過半数に、古謝氏初当選と足並み揃う
2026/9/14 06:54
沖縄県議補欠選挙は13日、うるま市区(欠員1)と島尻・南城市区(欠員1)で投開票され、両区とも米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を容認する自民党公認候補が当選した。それぞれ移設に反対する勢力「オール沖縄」の支援候補と争った。これにより、県議会(定数48)は移設容認派が25人となり、過半数を占めた。反対派は23人。
産経新聞より
前の記事では知事選の結果、与野党逆転できたみたいな印象の元に記事を書いてしまったが、現実はちょっと違う。
無事に補欠選挙で自民党公認候補が当選した結果、沖縄県議会で自民党が過半数を握ったということである。なお、沖縄県議会の自民党が多数派になったからといって、政府の意思が必ずしも反映される訳ではない。が、古謝陣営の政治はちょっとだけやりやすくなるだろう。
安全保障に対するスタンス
なお、選挙前に、両候補がどんなスタンスなのかを取り上げた記事があったので、最後に紹介しておこう。
沖縄知事選、辺野古基地や防衛強化も焦点…古謝氏と玉城氏の異なるスタンス
2026/09/12 05:00
13日投開票の沖縄県知事選では、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設をはじめとする安全保障政策も注目されている。
讀賣新聞より
簡単に整理しておこうか。
| 古謝玄太氏 | 玉城デニー氏 | |
|---|---|---|
| 最も早い普天間飛行場の危険性除去策だ | 普天間基地の辺野古への移設 | 基地建設反対の県民の民意を守り抜く |
| 「丁寧な地元への説明」を政府に要請 | 防衛力の南西シフト | 米軍基地の負担軽減が図られない中で、新たな負担や住民の不安に繋がる。自衛隊の増強には反対。 |
| 政府から具体的な提示はないので回答できない | 代替施設で確保されない長い滑走路 | 米軍の使用に反対 |
こうやって見ると、古謝氏も何でもOKというのではないことが良く分かるね。沖縄の民意をくみ取ってバランスをとろうという意図が伺える。
玉城氏は、反対一本槍のようだ。が、それを「民意」というのであれば、落選によってその民意は示されたと言うべきだろう。
まとめ
沖縄知事選は、支那がガッカリの結果だったようで「何より」だが、しかし、支那の影響がなくなったという意味ではない。寧ろ、これから更に影響工作が増すことが予想される。
一方で、注目すべきは前に進まなかった沖縄県政が、経済面の改善という部分で前に進める可能性が出てきたことは素直に喜ばしい。支那が一番嫌がる辺野古への普天間基地移転が進むことが、開発を進める上でも非常に大きな意味を持つのだ。普天間基地が移転した後の跡地は、都市開発をしていく上では非常に重要な意味を持つからね。
そして、観光業一本槍ではなく、地域活性化のために様々な政策が前に進むように尽力して欲しい。


コメント
今日もデニーは仕事をさぼった(怒
別ネタ 米海軍フリゲートの件 建造能力の移転が目的
日本はオーストラリアに移転するのでいっぱいいっぱいなので
韓国かトルコでどーぞどーぞ(やっぱりダチョウ俱楽部になった