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周辺国連携強化に対して『徒党を組むな』と批判する支那

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安全保障
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どこから突っ込みを入れたら良いか分からないレベルの話だな。

国防部「日比は徒党を組んでの陣営対立を止めるべき」

2026.5.11

国防部(省)の9日の定例記者会見で、蔣斌報道官が日比の共同声明における中国関連記述に関する質問に答えた。

http://japanese.china.org.cn/より

お、おぅ。

理の無い戦狼外交

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詭弁を弄する某国国防部

支那外交部の妄言は今に始まった話ではないが、今回の発言は特に酷い。おっと、妄言を披露したのは国防部の報道官だったね。

特に、日本とフィリピンだけを問題視している辺りが先ず意味不明である。

【記者】報道によると、日本とフィリピンの防衛相は共同声明で、「東中国海及び南中国海における、武力または威圧によるいかなる一方的な現状変更の試み」にも反対し、中国による日本・フィリピン周辺での「危険な威圧」に深刻な懸念を表明した。また、装備・技術や情報共有等の分野で防衛協力を強化するとした。これについてコメントは。

【蔣報道官】日本とフィリピンの一部政治屋が、海洋問題において虚偽のナラティブを喧伝し、根拠なく中国を中傷したことに、我々は強い不満と断固とした反対を表明する。関係方面は、平和を求め、発展を図る地域諸国の共通の願いを無視し、自国民の反対を顧みず、自己利益のために軍事的結びつきを強め、地域情勢の緊張を激化させている。

http://japanese.china.org.cn/より

……よくもまあ、こんな発言ができたものである。

先ずは、日本とフィリピンの共同声明について紹介しておこう。

日・フィリピン防衛相 共同プレスステートメント

令和8年5月5日

2026年5月5日、小泉進次郎防衛大臣とギルベルト・テオドロ国防大臣は、マニラにおいて防衛相会談を実施した。

両閣僚は、日・フィリピン円滑化協定の発効や日・フィリピン物品役務相互協定の署名をはじめ、両国間の運用面における連携が大きく進展していることを歓迎した。

~~略~~

両閣僚は、東シナ海及び南シナ海における、力又は威圧によるいかなる一方的な現状変更の試みにも強く反対することを改めて表明するとともに、日本の尖閣諸島周辺における領海侵入や領空侵犯を含め、日本周辺の海空域における中国による威圧的な活動の規模及び頻度の増大について、深刻な懸念を表明した。また、両閣僚は中国によるフィリピンに対する危険かつ威圧的な活動の強化を含む、南シナ海における情勢に関する深刻な懸念を共有した。

防衛省のサイトより

ポイントは幾つもあるのだが、ここで主張していることの以下の点に着目をした。

  • 東シナ海及び南シナ海における、力又は威圧によるいかなる一方的な現状変更の試みに強く反対
  • 日本周辺の海空域における支那による威圧的な活動の規模及び頻度の増大について、深刻な懸念を表明
  • 支那によるフィリピンに対する危険かつ威圧的な活動の強化を含む、南シナ海における情勢に関する深刻な懸念

日本側からの報道という側面である部分を差し引いても、事実確認できる話ばかりである。何しろ、各国の映像や衛星写真などでも客観的事実として認定できることだからね。

これを「海洋問題において虚偽のナラティブを喧伝」と言ってしまう辺り、それは支那の自己紹介ではないのか?と、思わざるを得ない。

合同軍事演習が批判される

更に驚くべき話ではあるが、軍事演習を批判している点である。

日本側は合同軍事演習に部隊を派遣し、国外で初めて攻撃型ミサイルを発射して、「専守防衛」原則を意図的に破った。フィリピン側は、域外勢力を引き込んで主権侵害行為の力添えとすることを企てているうえ、中国側を逆に非難しようとしているが、これは完全に計算違いである。

http://japanese.china.org.cn/より

領海または公海における合同軍事演習について批判しているのだが、これが完全に意味不明というか、的外れなのだ。

また、両閣僚は日本とフィリピンが継続的に実施してきた人道支援・災害救援分野における共同訓練に加え、今般、円滑化協定を適用して米比共同訓練「バリカタン26」において自衛隊が実動訓練を実施していることは、日・フィリピン両国の運用面での連携の深化を象徴するものであるとの認識を共有した。さらに、両閣僚は「バリカタン26」に加え、海上協同活動等の、日米比及び日米豪比等の多国間での訓練活動において、引き続き着実な進展が見られることを歓迎した。

~~略~~

両閣僚は、二国間での連携に加え、日米比、日米豪比、ASEAN等の多国間における防衛面の協働を強化していくことで一致した。

防衛省のサイト「共同プレスステートメント」より

外交部の批判した合同軍事演習は、「バリカタン26」のことで、米比共同訓練だ。このバリカタン演習は1991年から続けられて、今回で第41回目の歴史のある軍事演習である。

開始当時は米比相互防衛条約(MDT)に基づき行われたのだが、2014年にはオーストラリアが初参加。日本は2012年からオブザーバー参加し、正式参加は2025年以降。2026年には過去最大の1,400名が本格参戦している。

したがって、ことさらバリカタン26だけを批判する謂われはない。

加えて、多国籍の軍事演習であれば他の演習にも参加しているのだから、ピンぼけ批判にも程がある。バリカタン26には、日本の他に、フィリピン、アメリカ、オーストラリア、カナダ、フランス及びニュージーランドが参加しているのだ。

日本とフィリピンだけ批判されるのもおかしな話。

ミサイル発射について

演習のメニューは以下の通りである。

訓練内容

(1)多国間海上訓練
(2)水陸両用作戦訓練
(3)対着上陸射撃訓練
(4)対艦戦闘訓練
(5)統合防空ミサイル防衛訓練
(6)サイバー攻撃等対処訓練
(7)統合衛生訓練
(8)滑走路被害復旧訓練

防衛省サイトに公開の資料による

そのうち、具体的に発射訓練を行ったのは、88式地対艦誘導弾(SSM-1)であった。陸上自衛隊が持ち込んだ装備で、約75km先の南シナ海沖に配置された退役艦艇「ケソン」に向けて発射し、撃沈して見せている。

88式地対艦誘導弾の射程は、推定で 150~200 kmだとされているので、余裕の撃沈だったとは思うが、支那にとっては面白くない演習だったかもしれない。

他に、リストにある統合防空ミサイル防衛訓練だが、共同机上・実動訓練も実施されたようだが、実際に迎撃したわけではないようだ。

なお、米軍は長距離巡航ミサイル「トマホーク」を発射しているが、こちらは問題視されていないようだ。意味が分からないね。

専守防衛を破ったの意味がわからない

というわけで、88式地対艦誘導弾の発射は、どの辺りが「専守防衛を破った」のかがちょっと理解し難い。

地対艦ミサイルで、洋上の艦艇を狙ったのだから、上陸阻止の軍事訓練であったことは疑いようがない。これは、典型的な防衛訓練なのだから。

多分、専守防衛なのだから、防衛力を海外に持ち出すことそのものを問題視しているのだろうが、しかし、今回はフィリピンで行われた軍事演習なのである。日本にしてみれば、フィリピンへの兵器セールスの一環と位置づけられる可能性もあるが、その場合に使われるのはフィリピン軍の防衛シーンである。

どの辺りが専守防衛から外れた行為なのだろう?

まとめ

支那は、「自国の領土主権と海洋権益を守る中国軍の決意は確固不動たるものだ。我々は関係国に対し、徒党を組んで陣営対立を行うのを止め、地域の平和と安定に真に資する事をより多く行うよう促す。」と結んでいるが、仲間が居なくて寂しいというのが本音かもしれない。

それ以外の文脈は、凡そ理解できなかった。実際には、中国の威圧的行動が続いた結果として、周辺国同士の連携が強化されているだけなのだが。

こういう物言いは支那の人民にはウケるのだろうか?

コメント

  1. 匿名 より:

    シナではないけど。
    スペイン沖で、ロシアが北朝鮮に送ろうとしていた戦略型原潜用の小型原子炉を運ぶ貨物船が撃沈されましたね。
    NATOか米国だとロシアは非難きてるけど、そりゃ撃沈されんだろ!
    ある意味、日本にとってはキューバ危機だったわけで、こういう世界状況の中でシナは何言ってんのか?
    とは思わざる得ませんねぇ。