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混迷の中東情勢、ホルムズ海峡情勢は改善せず

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中東
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碌でもない話になっているが、混乱の終わりが見えていないことにウンザリする。

イラン、14日外相会議でホルムズ海峡に関する合意署名見込まず=高官

2026年9月13日午後 12:22

イラン政府の高官は12日、オマーンで14日に開催予定の湾岸諸国との外相会議について、封鎖状態にあるホルムズ海峡を含む諸問題について議論する機会とな‌るものの、同海峡に関する合意文書に署名することはないと述べた。

ロイターより

相変わらず、ホルムズ海峡情勢は安定していない。イランは「アメリカが悪い」と言い、アメリカは「イランが悪い」という。国際社会から見れば、そもそもホルムズ海峡を封鎖するなど言語道断なのだが、イランはそれを自らの権利だと主張して憚らない。

それどころか、紅海側のバベルマンデブ海峡側にも影響が出始めている始末。

中東全体の信用が低下

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混乱は加速

この問題ではウンザリしている人も多いに違いない。アメリカではトランプ氏も頭を抱えていることだろう。

しばらくこのブログではホルムズ海峡関連のニュースを取り上げてこなかった。正直なところ、状況に大きな変化がなく、報じる側としても評価が難しい局面が続いていたためである。

イランは11日、外相会議への出席を発表。オマーンは同会議について公式には発表しておらず、他の湾岸諸国もこれまでのところ沈黙を保っている。バーレーンは12日、会議には出席しないと明らかにした。

前出のイラン高官によると、会議はオマーンが提案。イランは依然、ホルムズ海峡を利用する船舶から通航料を徴収することを認める合‌意を求め⁠ているが、オマーンはこれを拒否しているという。

ロイター「イラン、14日外相会議でホルムズ海峡に~」より

現状で、ホルムズ海峡の情勢悪化に加えて代替ルートとなるはずのバベルマンデブ海峡も情勢が悪化してきている。

現状では、ホルムズ海峡の緊張が続く中で、代替ルートとして期待されていたバベルマンデブ海峡でも情勢が悪化している。

少なからず、先行きを見通しにくい状況になったことだけは間違いないだろう。

バベルマンデブ海峡をフーシ派が制圧

問題を面倒くさくしているのは、フーシ派である。

フーシ派、紅海の要衝で影響拡大 イラン、米への圧力強化か

2026年09月12日20時33分

イエメンの親イラン武装組織フーシ派が、紅海沿岸や海上輸送の要衝バベルマンデブ海峡一帯で支配地域を急速に広げている。封鎖したホルムズ海峡に加え、原油輸送の代替経路としての重要性が増したバベルマンデブ海峡でもイラン側が影響力を強めており、エネルギー供給や物流への新たな脅威となりつつある。

イエメン情勢は7月、フーシ派が実効支配する首都サヌアの空港を、対立するサウジアラビアが空爆したことで一気に悪化。フーシ派はサウジ船舶の「海上封鎖」を宣言し、衝突へと発展した。

時事通信より

むしろ気になるのは、サウジアラビア側がなぜこのタイミングで空爆を実施したのかという点だ。サヌア国際空港への攻撃についても、その狙いは今ひとつ見えにくい。

イエメンの空港攻撃後、フーシ派指導者がサウジアラビアへの「包囲」を脅迫

2026年7月14日

イエメンのフーシ派反乱軍(正式名称はアンサール・アッラー)の幹部が、サナア国際空港への攻撃に対する報復として、サウジアラビアへの「包囲」をちらつかせた。フーシ派は月曜日の攻撃についてサウジアラビアを非難したが、国際的に承認されているイエメン政府は、イラン機がフーシ派支配下の首都に着陸するのを阻止するための措置だったとして、犯行声明を出した。

アルジャジーラより

イエメンでは長年にわたり内戦状態が続いており、国際的に承認された政府はサウジアラビアやUAEの支援なしには存立が難しい状況にある。国内では政府側とフーシ派との対立が改めて激化している。

サウジアラビア軍によるサアナ国際空港の空爆を容認してしまったのはイエメン政府の問題なのだが、これもフーシ派の影響画策をした結果だというから、意味が分からない。

そしてサヌア国際空港への攻撃とその報復が連鎖し、最終的に「海上封鎖宣言」にまで発展したとみられる。

ホルムズ海峡側も新たな展開

更に、ホルムズ海峡側にもこんな話が。

ホルムズ海峡船舶とサウジに新たな攻撃、石油供給の混乱深刻化

2026年9月14日午前 7:04

中東情勢が緊迫化する中、13日にサウジアラビアとホルムズ海峡の船舶への新たな攻撃があり、一段と緊‌張が高まった。

英海事機関(UKMTO)は13日、ホルムズ海峡を航行中の船舶が飛翔体に被弾し、火災が発生して乗組員が退避を余儀なくされたと発表した。一方、イランは同国沖⁠で攻撃を受けたイランの商船で1人が死亡、乗組員4人が負傷したと明らかにした。

ロイターより

どうやらフーシ派の暗躍らしいのだが、何処の陣営が動いたのかはハッキリしていない。

サウジ南部の都市では先週から警報が相次いでおり、11日に⁠はドローン(無人機)攻撃を受けてホルムズ海峡の輸送停滞を回避する代替ルートの役割を果たし⁠てきた東西石油パイプラインの稼働を停止した。

ロイター「ホルムズ海峡船舶とサウジに新たな攻撃~」より

しかし、いずれにせよ地域全体の混乱を助長していることだけは確かだろう。

まとめ

結果的には中東からの原油の輸入がかなり困難になっているという状況を迎えてしまって、原油価格の高騰は続く可能性が高そうだ。

もともと中東の国家は国家としての機能が疑わしい部分があったが、ここへ来てこの問題が露呈してしまった印象が強い。つまり、外交交渉をしたところで、それが守られない状況が示されていると言うことでもある。特にイランは、そんな状況になってしまっていて、歯止めの利かない状況だ。

そして、残念ながらこれの打開策というのは、ほぼ見当たらないのだ。

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