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富士フイルムが磁気テープの量産体制に

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科学技術
この記事は約4分で読めます。

時々は経路の違うニュースも扱うかな。

富士フイルム、磁気テープ20年ぶり大型増産 AIデータ保存リスク低く

2026年10月28日 5:00

富士フイルムはデータ保存用の磁気テープの供給能力を5倍に高める。大規模な増産投資は約20年ぶり。人工知能(AI)データセンター向けの需要増に応える。AI特需が成熟技術にも波及し、日本企業に恩恵が広がる。

日本経済新聞より

時々、昔の技術が有り難がられるケースがあるんだけど、この富士フイルムの磁気テープの話もそういった感じのニュースだ。

イマドキのデータ保管技術で、よもや磁気テープが使われるとは思わなかったが、意外に重要な技術のようだ。

保管用メディアに記録する

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磁気メディアに記録する

先ずは、磁気テープとはなんぞやというお話。

ものづくりの現場から テープメディア生産工程と技術の紹介。技術者にインタビュー!

本格的なビッグデータ時代の到来を受け、大量のデジタルデータを安全・長期・低コストに保管できるストレージメディアとして注目が高まっている富士フイルムの磁気テープ。事業化以来、一貫して磁気テープの生産を行っている富士フイルム 神奈川工場 小田原サイトの最先端生産技術をピックアップして紹介します。

富士フイルムのサイトより

使い道は余り一般的ではないのだが、データの保管という意味では磁気テープは割と優秀なのだ。

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もしかしたら、カセットテープやビデオテープというレガシーメディアに触れたことがある方もいるのでは?とは思う。このブログの読者の中にはそうした人もいるかも知れない。

かつては、音楽を記録するのにもカセットテープなるメディアがあって、これに録音することが主流だった時代があった。

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流石にこの時代のテープメディアと違って、今や1巻580TBもの情報を保存できる時代になっている。

富士フイルム、世界最大容量1巻580TBの磁気テープ技術

2020年12月16日 18:30

富士フイルムは、IBM Researchと共同で、1巻あたりの記録容量が従来比約50倍となる世界最大容量580TBデータカートリッジの実現を可能とする高容量化技術を開発した。580TBの容量では、DVD約12万枚分相当のデータが保存可能だという。

AV Watch より

これを製造できるのが、富士フイルムなのだ。

長期保存が可能

そして、技術革新によって、かなり長期間のデータ保管も可能となっている。

磁気テープは、大容量、低コスト、長期保存性といった特長を持ち、ネットワークから隔離したエアギャップの状態でデータ保管が可能なため、サイバーアタックなどによるデータ破損・消失のリスクも低い。

AV Watch 「富士フイルム、世界最大容量~」より

製品の品質次第ではあるが、長期保管製も有している。

データを記録するBaFe磁性体は、50年以上磁気的性能の劣化がなく、安定してデータを保存できるという実験結果が得られています。

富士フイルムのサイトより

50年は実験データなので、ここまで保つという目安ではないが、10~20年は保管が出来る商品が一般的である。

コールドデータが大半

長期保管が可能だとはいえ、そんなに頻繁にアクセスしないデータのことをコールドデータというのだが、これが意外に多い。

ハードディスクの肥やしになっているデータも意外に多く、データのうち7割はそういったコールドデータだと言われている。

こういったデータをHDDやSSDなどに保管しておいても、膨大なコストがかかるので、普段は滅多にアクセスしないデータ、例えば、数年に1度アクセスする程度のデータであれば、保存コストが安い磁気テープに保存しておけば良いのだ。

比較するとコストは1/4になるといわれているので、膨大なデータを保存するのであれば、少しでもコストダウンできることが望ましい。

また、もう1つ重要な点があって、常にアクセス可能な状態に置かれず、保管する場合は機器から外されて棚に整理されている。そうすると、先ずそこからデータ漏出することがないし、部品の摩耗による故障リスクがないので耐性も高い。

そういった部分がうけて、データセンターなどではかなり高い需要があるようなのだ。富士フイルムはそういった需要の為に、生産体制を高めるよと言うのが冒頭のニュースなのである。

まとめ

富士フイルムの磁気テープの需要と、その量産体制の強化という話は、実にニッチな話で、余りメディアも扱わないモノだと思う。が、時々はこういうニュースにスポットを当てておいても良いのではと。

そして、日本は昔取った杵柄で、こういったレガシーメディアに強みを持っていると言うことも、触れても良いのかなと思った次第。

コメント

  1. 山童 より:

    むかし、音楽用テープに「録画する」という変な機械あって、映すと何でもサイバーな映像となって面白かったすが。そのサイバーパンクな映像って、
    CD→DVDと移したのすが。
    テープの画質は変わらない(もともと画質以前の粗さたから😁)のに、
    CDやDVDの方が先にだめになった。
    保存方法の悪さもあるけど、どれも一様に保存が悪かったので、相対的には
    音楽テープの勝ちになるかと。