とうとう政府が口を出したか。
同志社国際高の辺野古移設めぐる学習、文科相「教育基本法に違反」
2026年5月22日 8時52分(2026年5月22日 17時23分更新)
沖縄県名護市辺野古沖で小型船2隻が転覆し、研修旅行の平和学習で訪れていた同志社国際高校(京都府)の生徒ら2人が死亡した事故を受け、松本洋平文部科学相は22日の記者会見で、辺野古への移設工事に関する同志社国際高の教育内容が政治的中立性を定めた教育基本法に違反するとの考えを示した。
朝日新聞より
文科省としても、この問題は流石に放置できない。
教育基本法の遵守は学校の責務であり、それを監督・指導するのが文科省の役割だ。まして、教育内容、政治的中立性、安全管理、学校運営の判断が同時に問われている案件なら尚更だろう。
学生に「政治的活動」に加担させてはならぬ
萎縮とはナニカ?
文科相の発言に関しては左派が大騒ぎしていて、何がそんなに問題なのか、と疑問には思っていた。なので、彼らの主張を代表していると思われるものを幾つかピックアップしてみた。
中道・小川代表「教育現場を萎縮させかねない」 文科相の認識めぐり
2026年5月22日 13時48分(2026年5月22日 17時21分更新)
沖縄県名護市辺野古沖の小型船転覆で、同志社国際高校(京都府)の生徒ら2人が死亡した事故をめぐり、松本洋平文部科学相が同高の教育内容が政治的中立性を定めた教育基本法に違反するとの考えを示したことについて、中道改革連合の小川淳也代表は22日の記者会見で「教育現場を萎縮させかねない。文科省の最終責任者として価値判断は慎重になった方がいい」と語った。
小川氏は「船舶の安全航行管理の問題と、教育内容に関わる問題は区別して考えるべきだ。いたずらに政治問題化することは必ずしも望ましくない」と指摘。その上で、文科相の対応について「海岸を埋め立てて米軍基地を造ることには賛否両論がある。それを実地で学んで、見て体感することを頭ごなしに否定しかねない」と批判した。
朝日新聞より
先ずは、中革連の小川氏の発言についてだが……、一見、マトモそうな発言だったが、そんなことはなかった。
確かに、「船舶の安全航行管理の問題と、教育内容に関わる問題は区別して考えるべき」というのは、ある意味真っ当。
だけどこの話、そもそも「船舶の安全航行管理」を持ち出してくる話ではないのだ。ここに関しては後で詳しく書くことにして、公明党の発言も見ておこう。
公明党の西田実仁幹事長も22日の会見で、「文科省としてそこまで踏み込んでいるのであれば、なぜなのかをきちんと説明し、教育現場での萎縮効果が起きないようにする必要はある」と注文を付けた。
朝日新聞「中道・小川代表「教育現場を萎縮させかねない」~」より
西田氏は、言語センス的に安全運転をした印象が強いが、こちらも問題を履き違えている点は看過できない。
文科省からの発信と教育基本法
どういうことかは、文科省から出された大臣の発言を丁寧に見てから説明していこう。
この調査の結果、文科省は辺野古移設工事に関する学習について、「事前および事後の学習を含めて、様々な見解を十分に提示していたことが確認できず、特定の見方・考え方に偏った取り扱いであったと考えられる」と認定した。
さらに、「教員の相当数が、船長が抗議船で日常的に抗議活動を行うとともに、生徒らを乗せる船が抗議船であるという認識を持っていたと言わざるを得ない」と指摘。「政治的活動を禁じる教育基本法14条2項に反するものであったと考えられ、是正を図る必要がある」とした。
また、安全管理については、事故当日は波浪注意報が出ていた▽船には教員が乗っていなかった▽事前の下見をしていなかった▽学校の危機管理マニュアルに不備があった――ことなどが判明している。
松本文科相は「学校としての適切な意思決定を行うためのガバナンスにも極めて大きな問題があり、今回の事案に関して、学校法人及び学校の責任は極めて重い」と述べた。
朝日新聞「同志社国際高の辺野古移設めぐる学習~」より
先ず、文科大臣の松本氏は、以下のことを示唆していたと認定できる。
- 事前、事後の対応が特定のイデオロギーに偏っていた
- 船長が日常的に抗議活動をやっていることを、多くの教員が把握していた
- 安全管理が適切ではなかった
- 学校として適切な意思決定が出来ていなかった
一連の指摘のポイントは、政治的活動を禁じる教育基本法14条2項に纏わる話である。正確に引用しておこう。
(政治教育)
第十四条 良識ある公民として必要な政治的教養は、教育上尊重されなければならない。
2 法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない。
e-GOV「教育基本法」より
まず、主体は「法律に定める学校」であることを確認しつつ、学校が主導して特定の政党を支持するなど「政治的活動」を禁じられている。ここでいう「法律に定める学校」とは、学校教育法1条に定めるいわゆる一条校である。
一条校である以上は、政治的活動に教育を利用するなという真っ当な条文で、そもそも1項では「良識ある公民として必要な政治的教養は、教育上尊重されなければならない。」と政治教育は推奨する位置づけなのだ。否定されているのは「活動」の方だ、という意味である。
教育現場の萎縮というのは、そういう意味で意図がズレているのだ。
榛葉氏は流石に真っ当な言及
なお、ふらふらしている玉木氏とは違い、榛葉氏は真っ当な言及をしたようだ。
一方、国民民主党の榛葉賀津也幹事長は会見で、文科省の判断について「当然だと思う。文科省に深く敬意を表したい」と評価した。高校の安全管理をめぐっても「正直、ずさん極まりない。このような悲惨な事故を起こさないためにも、しっかりと議論を重ねるべきだ」と述べ、国会でも政府に見解を求めていく考えを示した。
朝日新聞「中道・小川代表「教育現場を萎縮させかねない」~」より
安全管理を第一にすべきというのは全くその通りで、その上で学校が政治的活動をするなというのも、ご尤もな話。
辺野古の事件は、海上保安部などが業務上過失致死傷の疑いなどを視野に、船の運航や操縦の実態について捜査を続けている。無登録船舶の運用や、許認可上の問題を抱えた営業実態については、現時点でも極めて違法性が高い。
船舶の安全航行はもちろん大切だが、そもそも無登録の船舶の運用や、無許可営業というのは、「安全航行」以前の話。それを、「平和学習」にかこつけて違法性を糊塗してしまおうというのは言語道断な話。
まとめ
文科省の出してきた方針と、これを意図的に曲解する左派の構図が見えてきた。
辺野古の事件は、活動家の遵法精神の無さも問題視されるようになってきたが、本質的には学校の責任を問われる話である。事故ではなく事件、そのことの意味をもっと噛みしめるべきだ。
何やらこれを利用して「平和学習がー」とか騒ぎ始めているが、そんな話は問題視していない。政治的活動を学校として生徒にやらせてはだめだ、という話で、安全管理はそれ以前の話。学習は大いにやってもらえば良いが、活動に利用するなど言語道断である。


コメント
松本氏に対して中道改悪連合の小川は、いちいち「慎重に考えた方が良い」とか「頭から否定しかねない」とか、ぐちゃぐちゃ言う割に、
「やめろ!」てはっきり言わないのね。棒葉氏がきっちり言うのと大違い。そのね、
「お前が間違えてるけど、それは反発が怖いから言わない。オレの忠告で考え直した事にしろよ。
リスクは嫌だけど手柄はもらうよ」
とミエミエの醜さは何なの?
左翼ってさ、共産党の今になって慌てての見苦しさ見れば解るけど。
そもそもは世界革命があって、革命の為に「思想」があって、その実現の闘争の為に「組織」がある。
そういう三段構えだから、一時は世界の半分を席巻した訳ですよ。
それが冷戦崩壊で、存在価値が無くなっても残ろうと、思想、組織、闘争の
柱を棄てて生き残ろうとしたでしょ?
だから醜い不様な姿を晒してるすね。
それに今、議員やっとる世代って、
学生運動の負け犬やんか。
ドイツとかは、それなりに社会運動を成功させて、政界に入った勝者なんてすよね。そこ、ぜんぜん違う。
ナベツネなんか、もともとはゼネストの東大細胞てした。ただアカにとっては労働者が中心で学生は添え物。
無視された挙句に、GHQになす術もなかった共産党に背を向けて、新聞社入りするわけすね。
基本的に負け犬なんですよ、日本の全ての左翼は。そのくせ学歴エリートのプライドだけは高い。
人間的には霞が関の官僚の劣化バージョンなんすね。
だから、こんな聞き苦しい言い訳歯科てきない。
大臣に正面から「やめろ!」言うてみろや小川!