ふぁー!
50カ所と言ったな、アレは嘘だ。実は91カ所だったんだ!そして更に増える。
3日前まで50カ所だと言っていたのに…韓国選管「投票用紙不足の投票所は91カ所」
2026.06.09 10:38
中央選挙管理委員会は8日、6・3地方選挙当時、140カ所の投票所に追加の投票用紙が送付され、このうち91カ所では実際に投票用紙が不足して追加用紙が使用されたと明らかにした。
中央日報より
いやはや、よもや増えるとは思ってもいなかった。
韓国は民主主義のコストを支払えるのか
統一地方選挙とは
先日、韓国の統一地方選挙における不祥事の記事を書いた。

そろそろ続報が出ると思っていたんだけど、思ってもみなかった方向に話が発展している。
前回は整理しなかったのだが、そもそも韓国の統一地方選挙とは一体何なのか?ということを、少し整理しておこう。
韓国の統一地方選挙とは、全国の地方自治体の首長(知事や市長など)、地方議会の議員、および教育行政トップを一斉に選ぶために4年に1度実施される大型選挙である。
これは韓国の歴史と関係している話で、1961年に軍事クーデターが勃発した際に、地方自治は完全に停止されて、地方の首長は国が直接任命する時代があった。
その後、民主化宣言(1987年)を経て1995年に地方自治が復活するのだが、同じタイミングで地域の首長を選ぶことになったため、「一斉に選挙しよう」という流れになった。
この統一地方選挙は、国の財政負担を減らすという点にも意味があるのだが、政府の勢力図を塗り替えるという意味でもかなり国政に影響する構図となっている。
そして、この統一地方選挙の仕組みそのものが、今回の問題に大きく関わるんだよね。何故なら、投票の仕組みや投票用紙の配布などが中央の選管に一手に握られているのだけれど、ココのトラブルが発生したから、ということになるからだ。
増える増える
14カ所(当初)→50カ所(3日前)→91カ所(現在)。
うーん、未だ増えるのかな。
選管は「投票用紙不足事態真相究明委員会」を10日から19日まで運営する。委員会は市民団体、法曹界、報道界、学界から推薦を受けた外部有識者計6人で構成され、韓国女性弁護士会会長を務めた趙賢旭弁護士が委員長を務める。今回の投票用紙不足事態の原因と責任の究明を行う予定だ。選管関係者は「委員会の調査によっては、投票用紙不足の投票所がさらに増える可能性もある」と述べた。
中央日報「3日前まで50カ所だと言っていたのに~」より
未だ増える可能性はある模様。
実際にこんな報道がある。
選管委投票用紙不足91カ所と公表調査委発足
公開 2026.06.08. 22:20
中央選挙管理委員会(選管委)は8日、3日に実施された第9回全国同時地方選挙の本投票当時、投票用紙不足の事態が発生した投票所が全国で91カ所あったと把握したと明らかにした。
~~略~~
投票用紙不足が予想され投票用紙が追加送付された投票所も140カ所で、直前の調査結果より73カ所増えた。このうち49カ所の投票所では送付された追加の投票用紙は使用されなかった。
ChosunBizより
ちょっと意味が分からないが、「投票用紙不足が予想され投票用紙が追加送付された投票所」が140カ所で、「このうち49カ所の投票所では送付された追加の投票用紙は使用されなかった」という。
140カ所の投票用紙不足の投票所がどのように選ばれて投票用紙が追加発送され、何故、49カ所では「足りない」としたにも関わらず、「使わなかった」のか、これが分からない。
名簿から外れる?
更に意味不明な報道がある。
また、忠清北道清州のある投票所では、選挙人名簿の出力過程で有権者およそ1000人の名前が名簿から外れてしまい、投票が遅れたことが確認された。再出力しておよそ30分後に投票が再開されたが、名簿から名前が外れた有権者の一部は投票を諦めたという。
朝鮮日報「韓国選管「全国91の投票所で投票用紙不足」~」より
選挙人名簿から有権者の名簿に漏れがあったらしいのだが、これが1,000人(別の報道では清州市の1,295人だと報じられている)に上るというのである。
当然、これも増える可能性は想定して然るべきだ。上で説明したように、中央の選管が情報をとりまとめて名簿を出している。漏れが発覚したのは現時点では清州市だけなのだが、アクセス集中の影響は1カ所だけに及ぶモノではない。
韓国の選挙では、二重投票を防ぐために全国の自治体と選管がオンラインの「統合選挙人名簿システム」で繋がっているらしい。
投票所ではこのシステムから名簿を出力・確認するのだが、当日、アクセス集中や選管のサーバー不備により、データ通信のエラー(データの同期失敗)が発生したと推定されるとのこと。
その結果、特定の地域や特定の世代の有権者データ(約1,000人分)が丸ごと抜け落ちた状態で名簿が出力されたとされているが、本当にそれだけなのかも明らかになっていない。
期日前投票をした人は名簿から外されるシステムであるため、これと関係してトラブルになったという分析も出ているのだが、いずれにしてもちょっと信じられない話ではある。
公正な選挙といえるのか
韓国全土の投票所の総数は1万4,288カ所なので、140カ所にトラブルがあったとしても、全体の約99.4%は正常に運営できていたことにはなる。
そして、今のところ140カ所にトラブルがあって、追加発送された投票用紙だが、49カ所の投票所ではそれが使われなかったという。
これが、「投票用紙が足りた」ことを意味するのではないことが更に問題だと指摘されている。
つまり、定刻通り18時に投票を締め切ってしまったことから、投票できなかった人が居たというケースがあるという。
選管が8日、保守系最大野党「国民の力」の金玟甸(キム・ミンジョン)議員に提出した資料によると、選挙当日、韓国各地で不足した投票用紙の数は計4726枚だった。ただしこの数字は投票所50カ所を基準として集計したもので、91カ所を基準として集計するともっと多くなる見込みだ。
朝鮮日報「韓国選管「全国91の投票所で投票用紙不足」~」より
そうすると、4,726枚(今後増える可能性アリ)の追加発送された投票用紙のどの程度が使われなかったか?という点も、今後、問題になってくると予想される。
何しろ、端数でカウントされているというのがかなり不気味で、不足分が正確に報告されて、その分だけ発送された可能性が示唆されるのだ。
全体の約99.4%は正常だったから問題ない、とは言えないのがこの話の辛いところ。一部の首長選挙では数百票程度の票差だったという話もあるので、選挙結果を覆しかねないトラブルなのだ。
またこの数字は1,000人の名簿漏れとはまた無関係な数字なので、最終的に何票が投票されなかったのか?というのは不明なままである。
つまり、既にこの話は今回の選挙の正当性を揺るがしかねない話に発展しているのである。
まとめ
この手の同日選挙の弊害というのは、韓国だけでなく各国でも発生している。日本でも統一地方選挙という名前で、4年に1度大規模な選挙が各地で開催される。実際に統一される割合は約27%程度なので、さほど負荷はかかってはいないのだが、それでも一時的な行政の麻痺が重なることでのトラブルというのは起きている。
選挙制度そのものが、行政コストを強いるシステムなので、ある程度は仕方のない面はあるが、同日で行うことのメリットとデメリットを考えると、悩ましい制度ではある。
そして、韓国の場合はデジタル化・効率化を推進した結果、杜撰な部分が前面に出て民主主義の正当性を揺るがすことに。
更に、韓国の統一地方選挙は単なる地方行政の選挙ではなく、国政の勢力図にも影響を与える。そのため、選挙結果に疑義が生じれば、与党の正当性すら疑われる事態になってしまう。そうすると、原因追及は当然として、この選挙の結果をそのまま受け容れて良いのかは判断せざるを得ない。
民主主義のコストとは、投票所を運営する費用だけではない。選挙の正当性が疑われたとき、その信頼を回復するために支払わなければならない社会的・政治的コストもまた含まれるのだから。




コメント
人のやる事だからミスはあるものの、
そもそも「意図的なミス」でないの?
そこ追求しないと。
今回の記事では、意図的か否かに関わらず影響が大きくなっちゃったよという話なんですよ。
前回の記事では、意図的なら選挙法に違反し、再選挙の根拠になり得るねというロジックでしたが、今回はそれに関わらず再選挙しないと不味いのでは?というお話ですね。ミスは誰しもありますが、放置するには大きな問題になりすぎました。
韓国では選管が世襲制という利権構造があるそうです
李氏朝鮮に回帰していく
選管が世襲制って話はそういえば、ありましたね。
流石にこれ、一旦解体しないとダメかも?
こんにちは。
じゃあ、これで何が起きるの?というと、何も起こらないでしょう。
ただ、地下では分断やら二極化やらがひそひそと進行する。
まあ、進行したところで、当面は烏合の衆、何も出来ないでしょうけれど。
ただ、いろんな物が悪魔合体して化学変化起こして、「悪政におもねる高給取りのサムスン電子社員を吊せ!」とかになったら話し違いますが……ならないだろうなぁ……
こんばんは。
何も起こらないでしょうか。
流石にこれ、放置は厳しいと思うんですが。
ここで何か起こるくらいなら、そもそもミョンミョンが大統領になってないと思うのです。
何か起こるとしたら、だから、回復不可能な何かでしょうね。
起こらない確率が高いだけ、起きたら大惨事になる、と思います。
※でも起こらないと思う。まだ、起爆剤も燃料も足りない。