あー、これ本当に四散五裂の流れだ。
「中道の惜敗者から否定的な声」公明・竹谷代表、合流せずの理由説明 消費税減税には反対
2026/9/2 12:04
公明党の竹谷とし子代表は2日の中央幹事会で、中道改革連合や立憲民主党との合流見送りについて、先行して立民から合流しない意向を伝えられたことを受け、「公明党だけが合流することで離党者が出れば、かえって中道の塊を大きくすることに逆行しかねない、と判断した」と理由を説明した。
産経新聞より
大した内容ではないし、朝から補足するような話でもないんだけど、予想以上に酷い。この記事は中革連に合流するのを断念した時の記事ではあるが、「公明党だけが」というところがポイント。
行き場を失う
復党お断り
先ずは、関連ニュースから。

冒頭に紹介したように、公明党は中革連出身公明系議員の28人の受け入れを拒否している模様。こちらはニュースとして見当たらないので、内部情報を仄聞しただけの状態だが、立憲民主の方はハッキリとお断りしている。
立憲「復党受け入れる考えない」 中道分裂で
2026年9月2日 19:12
立憲民主党の田名部幹事長は中道改革連合の分裂に伴って立憲出身の議員が復党する可能性について「今の段階で受け入れは考えていない」と否定的な考えを示しました。
テレ朝NEWSより
ちょっと考えれば当たり前の話で、そもそも前回の選挙では立憲民主として、或いは公明として戦うと有利をとれないからという理由で、新しい中革連という看板を立てて戦ったのである。
破れたとは言え、ホイホイと戻れるはずがないのだ。
そのうえで、「いつまでも衆議院議員がいない立憲というわけにはいかない」として、次の衆議院選挙に向け立憲民主党として候補者を擁立する考えを示しました。
テレ朝NEWS「立憲「復党受け入れる考えない」~」より
何なら、新たに候補者を立てていこうというのが、現状の方針のようだ。
イメージ戦略は失敗したが
そもそも、現状、公明としても立ち位置に困っている。
「穏健保守」結集練り直し 公明、生き残りへ焦り
2026年09月03日07時05分
公明党は中道改革連合と立憲民主党との合流が不調に終わり、高市政権に対抗するため「穏健保守」勢力の結集を目指してきた戦略の練り直しを迫られている。合流協議を通じ、リベラル色の濃い立民との溝はむしろ拡大。分裂が決定的となった中道の立民系議員の動きも読めない。新たな勢力結集の成否には党の生き残りが懸かり、幹部は焦りを深めている。
時事通信より
この代表となった竹谷とし子氏は、支持母体である創価学会婦人部の出身であり、ゴリゴリの左派系リベラルである。外交・安全保障に関しても反戦平和系のお花畑思想を展開するタイプなので、どちらかというと立憲民主との相性は良いだろう。
おそらくは、竹谷氏が中心である以上は、高市政権を擁する自民党と組むつもりはなかろうと思う。
自民、中道分裂の影響注視=公明取り込みに期待
2026-09-01 19:01
自民党は、中道改革連合の分裂が国会に与える影響を見極めている。野党の分散がさらに進み、衆院の勢力図が変わる可能性があるためだ。参院では与党少数の状態が続く中、高市早苗首相(自民総裁)が悲願とする消費税減税の実現に向けて公明党との連携強化を目指す動きも出ている。
時事通信より
時事通信は自民党の一部議員が公明系議員の取り込みに動いていると書いているが、限りなくその可能性は薄いと思う。
一人、二人くらいは呼応するかなという気はするんだけど、公明から出て自民党に入るという絵が描けないので、難しかろうと思う。
先行きが見通せない中、公明内では「どんな勝算があって連立を離脱したのか」との不満が広がる。党ベテランは「これ以上もめていると見られるのはよくない。早く次のステージに移るべきだ」と焦りを口にした。
時事通信「「穏健保守」結集練り直し~」より
公明として人の数が少ないことには困ってはいるものの、そもそもどんな方向性を打ち出して進んでいくのかがイマイチクリアではない。
穏健保守が聞いて呆れるが、どの方向に向かうのか?は課題といえよう。
制度上の問題
現状、公職選挙法や国会法には「比例代表で当選した議員は、その選挙で戦った他党へ移籍してはならない」というルールが定められている。
だが、恐ろしいことに、公明系中革連議員には、このルールは抜け穴が用意されている。
中道比例議員の復党、制度的に可能…衆院選で立憲民主党・公明が届け出しなかったため
2026/09/03 07:00
中道改革連合と立憲民主党、公明党による3党合流の構想が崩れ、中道改革は立民出身議員と公明出身議員に分裂することが決定的となっている。中道改革の比例選出議員は、かつて所属した立民、公明に戻ることが制度的に可能だ。
讀賣新聞より
讀賣新聞が指摘するように、比例名簿の届け出がなされていなかったのである。
立民と公明は2月の衆院選で候補を擁立せず、比例名簿を届け出ていなかったため、所属元の立民、公明に戻ることは国会法の規制の対象とはならない。
讀賣新聞「中道比例議員の復党~」より
これは趣旨としてはおかしなものなのだが、ルール上は問題ないという意味になる。
国会法が禁じているのは「選挙で議席を争った(比例名簿を届け出ていた)他党」への移動である。
少しややこしいのだが、衆議院選挙では公明や立憲民主は候補を立てなかった。何故なら中革連として選挙をしたという理屈になる。そうすると、公明や立憲民主に移籍するのはOKということに。

こんな感じらしい。
実に不思議な話だね。
ついていけない
なお、こういった状況にあって、「もうついていけない」と抜ける人もチラホラ。
立憲代表代行務めた大串博志氏、中道を離党 「無所属で足腰鍛える」
2026年8月31日 21時00分
2月の衆院選で中道改革連合から佐賀2区に立候補し、落選した前衆院議員の大串博志氏(61)が8月31日、佐賀県庁で記者会見し、中道からの離党を表明した。「いったん、党を離れ、無所属の立場で自らの足腰を鍛えていく」などと語った。
朝日新聞より
足腰を鍛えるのは勝手にやって貰ったら良いと思うのだけれど、「一緒にはやっていけない」という判断をしたのだろう。
立憲代表選、告示直前の4氏出馬表明 もつれた背景は
2021/11/19 10:45
立憲民主党の枝野幸男前代表の辞任に伴う代表選が19日に告示された。
~~略~~
大串氏は「小川さんと私で一本化した。微力ながら支えさせていただき、頑張っていきたい」と語り、小川氏は「これから私の体の半分は大串博志だ」と目頭を熱くした様子だった。
毎日新聞より
一時期は、「私の半身」とまで言わしめた間柄だったのだけれど、残念なことである。
まとめ
そんなわけで、「合流を画策」というのは、伝えられてはいるのだけれども、実際に合流するかどうかというと、これがまた難しい。
今考えられているのは、統一会派を組んで戦うというやり方で、おそらくは立憲民主、公明、立憲系中革連、公明系中革連の4党以上に分裂した上で、手を組めるところは統一会派でやっていこうという流れになるだろうと予想されている。



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