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明日打ち上げ予定のH3ロケットが凄い

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科学技術
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明日打ち上げ予定のH3ロケットだが、天候がやや怪しいのが心配である。

「火星衛星の砂」持ち帰り目指す探査機搭載、「H3」は20日午前に打ち上げへ…JAXA発表

2026/10/18 19:02

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日、大型主力ロケット「H3」10号機を20日午前4時41分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。火星衛星探査機「MMX」を搭載し、衛星フォボスで採取した試料を地球に届ける「サンプルリターン」を目指す。

讀賣新聞より

H3ロケットの打ち上げは安定してきた感はあるが、それでもまだ次の打ち上げが10号機である。前回の打ち上げ9号機では、「みちびき7号機」を打ち上げるという重要ミッションを背負っており成功させたのだが、10号機はMMX計画が!

世界初のミッション

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10号機のミッション

先ずは、前回の記事のリンクを。

【短縮版】H3ロケット9号機打ち上げ成功
祝!打ち上げ成功、おめでとう!9号機の打ち上げを待っていたよ。今回打ち上げに成功したのはH3-22Sで、標準型の安定版ではある。が、今回のミッションで重要だったのは「みちびき7号機」の打ち上げなのだ。延期されていた「みちびき7号」の打ち上げ…

前回の記事は割とあっさり気味で終えてしまったのだが、準天頂衛星「みちびき7号機」の打ち上げは重要だった。

H3ロケット8号機の打ち上げは失敗
期待していたH3ロケットの打ち上げが失敗に終わったようだ。そして残念なことにみちびき5号も静止軌道に乗ることはなかった模様。「H3」ロケット8号機の打ち上げ失敗、衛星の保護カバー分離時に異常か…通常生じない衝撃を観測2025/12/23 1…

H3ロケット8号機の打ち上げ失敗しただけに、かなり心配はしていた。が、無事に打ち上げ成功させ、無事に準静止軌道に投入を完了している。「みちびき」があと1機追加されると、準天頂衛星の計画は一先ず完成で、国産のGPSを手に入れることになる。

そうすると、これまでのGPSよりも精度を飛躍的に上げられるというメリットがあるんだ。尤も、その恩恵を一般人が感じられるようになるのはもうちょっと先の話にはなるのだけれど。

で、今回は火星衛星探査機「MMX」を搭載したH3ロケット10号機の打ち上げという運びに。

この火星衛星探査機「MMX」なのだが、火星に向けて飛ばす探査機である。

火星の衛星「フォボス」に着陸して、地形や内部構造、組成、重力などを観測し、表面の砂や岩石を採取・帰還する計画なので、人類初の試みとなる。

JAXAによると、H3が人工衛星などではなく、探査機を打ち上げるのは今回が初めて。地球の重力圏を脱して火星に向かう軌道にMMXを乗せるため、第2段エンジンの2回目の点火後の燃焼時間を従来よりも長くし、秒速約11・2キロ・メートルまで加速させる。

讀賣新聞「「火星衛星の砂」持ち帰り目指す探査機搭載~」より

これを打ち上げるのがH3ロケット10号機なのだが……、実は型式がH3-24Lと、これまで打ち上げたことのない方式なんだ。ちょっと心配ではある。

これまでのH3ロケットと何が違うかというと、固体ロケットブースターを4本使うタイプ。かつ、ロングなので、打ち上げ能力(ペイロード)が静止トランスファー軌道に6.5tと、かなり強力である。一番多く打ち上げている形式のH3-22Sのペイロードが太陽同期軌道に4tということになっているので、その違いは歴然。

火星衛星探査機「MMX」のミッション

で、H3ロケット10号機の打ち上げもそれなりに難易度が高いのに、更に火星衛星探査機「MMX」である。

MMXは来年夏に火星の軌道に到着し、2031年にフォボスの試料を入れたカプセルを地球に投下する。火星圏からのサンプルリターンは世界初だ。

讀賣新聞「「火星衛星の砂」持ち帰り目指す探査機搭載~」より

火星に到着するのは2031年と少し先になるのだが、ミッション難易度はかなり高め。

MMX 軌道計画図

サンプルリターンで有名なのは、はやぶさ1号、2号なのだが、この時も世界初の試みをして、割とドラマチックなミッションだった。

じゃあ、衛星「フォボス」からのサンプルリターンが同じ様に出来るのか?というと、大きく違う点がある。それが重力だ。衛星「フォボス」は火星の衛星として有名で、火星に非常に近い軌道で周回している。

そうすると、小惑星に比べると、フォボスの重力もかなり大きなものがあるが、火星の重力もかなり大きい。つまり、サンプルリターンするためにはその重力を振り切って帰ってくる必要があるのだ。

そして、火星にはフォボスの他にダイモスという衛星があるのだが、より難易度の高いフォボスを選んだ理由は、単純に火星に近いから。フォボスには火星に隕石が衝突した時に降り積もった土砂が大量に積もっているとされており、そこのサンプル10g以上を持って帰ってくるのがMMXのミッションである。

流石に火星から帰ってくるのはハードルが高かったので、フォボスが選ばれたということらしい。

フォボス自身の岩石だけでなく、火星に巨大な隕石が衝突した際に宇宙へ飛び散った「火星の砂や地殻の破片」を持ち帰ってくる。

無事に持ち帰ってこられれば、火星の秘密に近づくことが期待できる。

サンプル採取はフォボスに着陸して行われる予定で、はやぶさの時とは難易度が桁違いだといわれている。着陸して、地面を掘削して採取するという手法を取る必要があって、そこから帰ってくるための燃料も積んでいる。つまり、結構な重量があるのだ。総重量は4.48tもあって、H3-22Sでは打ち上げられないのである。

まとめ

H3ロケット10号機の打ち上げミッションの難易度は高めだが、それに搭載する火星衛星探査機「MMX」のミッション難易度は相当に高い。

というか、世界初なので何が起こるか分からないというのが正直なところ。

何とか成功してくれうように、願っている。

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