ほほう?
韓国のHanwha Aerospace、KF-21用ラムジェット推進機関で1位…ヌリ号5号機の発射運用も拡大
2026-10-06 17:06 (GMT+9)
韓国のHanwha Aerospaceが、韓国型戦闘機KF-21ポラメに搭載される長距離空対空誘導弾(長空公)の推進機関部門で提案書評価1位の企業に選定された。
Financeより
記事にも言及があるが、ハンファエアロスペース社がK9自走砲やら多連装ロケット「天舞」の販売が好調で、ロケットの製造を手がけているのは僕も知っている。
ただ、洗浄工程の問題で爆破トラブルを起こした企業でもあるんだぜ?
不安が漂うミサイル開発
KF-21戦闘機は納品されたが
何かと話題の多いハンファエアロスペース社が、KF-21戦闘機用の長距離空対空ミサイルの開発を手がけることになったようだ。正確には、推進機関の開発ということのようだが。
既に過去に言及しているのだが、KF-21戦闘機のブロック1は韓国空軍に納入されている。

だが、幾つかの深刻な懸念も抱えている。
そのうちの1つがミサイル問題である。

KF-21戦闘機は、飛行テスト1,600時間と、初開発のジェット戦闘機としては些か短めのテスト期間を経て、先日、韓国空軍に1号機が納入された。
それはめでたい話なのだが、言及しているように扱えるミサイルが少ないのである。
- 長距離空対空ミサイルMeteor : MBDA社
- 短距離空対空ミサイルIRIS-T : ディール・ディフェンス社(独)
そして、これまた残念なことに、これらのミサイルの保有数が極端に少なく、直ぐに在庫を増やす予定もないらしいのだ。
国内開発を急ぐミサイル
何故そんなことになっているのかは不明だが、とにかくミサイルの国産化を進めるスケジュールだ。

「国産ミサイル6種」を同時に開発する予定をぶち上げているが、先ずは短距離空対空ミサイルあたりの開発を急いだ方が良いのでは?
アレもこれも作るという構想は良いが、実現可能なラインの目標を掲げた堅実な開発を続けるべきではないのか。
そういえば、アメリカからミサイルを買うという話もあるにはあったよね。
米国 韓国へ空対空ミサイル103基の売却を暫定承認
Write: 2026-08-24 10:34:18
アメリカ国務省は、韓国に短距離空対空ミサイル「AIM-9X サイドワインダー」100基余りを売却する計画を暫定的に承認しました。
だが、非常に残念なことに、KF-21戦闘機にAIM-9Xの統合をする許可を貰っていないので、この103基のミサイルを増やしたところで撃てないのだ。
将来的に統合許可が下りれば、使えるようになる可能性はあるものの、それもソフトウェア開発に加えてテストが必要なので、まだ先のことになる。
Hyundai Rotemと連合したLIG D&Aは、KF-21用長距離空対地・短距離空対空ミサイルの体系総合経験を持つ。先に長距離空対地誘導弾「天龍」と短距離空対空誘導弾のいずれもLIG D&Aが体系総合を獲得した。
Finance「1.9兆ウォン「韓国型ミーティア」受注戦~」より
冒頭のニュースの前に報じられた関連ニュースで、KF-21戦闘機に「開発した短距離空対空ミサイル」を統合する許可は既に出ているらしい。
あれ?開発成功していたんだっけ?
短距離空対空ミサイル
調べたら、一応は既に開発中ではあるらしい。
また、韓国型戦闘機の真の完成になる航空武装の開発にも力を入れている。 昨年、国防科学研究所と「短距離空対空誘導弾-Ⅱ」体系総合·誘導弾総合試作事業契約を締結し、航空武装技術力高度化の先頭に立っている。
事業が完了すれば、KF21は長距離空対地誘導弾に続き、国産短距離空対空誘導弾を装着して運用することで、純粋な国内技術による攻撃能力を備えることになる。 これは国産戦闘機と航空武装体系のパッケージ戦略を通じて輸出競争力の向上にも寄与する見通しだ。
えーと、スケジュールは2032年開発完了?!
遅くないですか??
- Block I(40機 / 2026年〜2028年配備): 主に空対空任務を担当。
- Block II(80機 / 2028年〜2032/2035年配備): 空対地・多用途任務を追
KF-21の実戦投入後、開発完了では、それからまた兵器として統合(つまりKF-21から発射できるようにする)する必要がある。
これは、既に退役待ったなしのF-4戦闘機やF-5戦闘機が未だに第一線で配備されている状況なので、KF-21戦闘機の配備を遅らせるわけにはいかなかったという事情があったからなのだが。
しかし、それまでKF-21戦闘機は丸腰に近い状態で運用するの?ソレはそれで怖いんだが。
ダクテッドラムジェット推進機関技術
というわけで、不安要素の多い話ではあるんだけど、それでも長距離空対空ミサイルの開発はやるらしい。
6日の業界関係者によると、Hanwha Aerospaceは最近、韓国国防科学研究所(ADD)が主管する長空公の体系開発事業で、機体構造・推進機関分野の提案書評価1位の企業に選定されたことが分かった。ADDは異議申し立てなどの後続手続きを経て、早ければ今月中旬にも優先交渉対象者を選定する予定だ。
長空公はKF-21の中核武装で、研究開発と後続の量産に総額1兆9,000億ウォン(約2,200億円)ほどが投入される大規模事業だ。Hanwha Aerospaceは最近、長空公に適用する「ダクテッドラムジェット推進機関」技術を公開し、技術競争力を際立たせた。この技術は飛行中に流入する空気を活用して固体燃料を燃焼させる方式で、別途の酸化剤なしで射程を延ばし、高速飛行を維持する中核技術とされる。
推進機関原料の合成から主要部品製造まで自社で遂行できるらしい、ハンファエアロスペース社だが、燃料の洗浄はしっかりしてくれよ。

トラブルの元になりかねないぞ。
まとめ
不安要素を色々挙げてしまったが、韓国が自国でミサイルを開発したいという要望を掲げる理由は良く分かる。
アメリカ製のAIM-9XはKF-21への統合許可を得ることも難しいし、結構高価だ。そしてそれ以上に入手性が困難という状況を向かえている。そうすると、国産ミサイルは手にれておいて損はないのだ。
IRIS-Tの生産ライセンスを得たという話も聞かないし、自国で開発する予定っぽいね。ただ、開発完了予定の2032年までは少なくとも少ないミサイルを国内でやりくりすることになる。ミサイル発射訓練もできないまま、指をくわえて待っていることになりかねない。
そう考えると、韓国の防空網というのはかなり脆い状況なんだろうね。


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