複数のスマホが同時に鳴り響くパターンは本当に心臓に悪いのだが、データがまたとんでもなかった。
流石に、気象庁もこの件について記者会見を行っている。だが、今回の誤報で驚いた理由はそれだけではなかった。何と、マグニチュード9.9と報じられたのである。

この件について、気象庁の記者会見では詳しく説明していない。
気象庁は16日、緊急地震速報の取り消しについて記者会見し、カムチャツカ半島付近を震源としたマグニチュード(M)6.9の地震について9.9と過大に推定したためと発表した。
産経新聞より
だが、これはシステム上、避けられないのである。
先ず、マグニチュード9.9だが、記録に残る中で最大の地震はチリ地震(1960年)で観測された、マグニチュード9.5であり、現時点でこれ以上の揺れについて実測でも地質調査でも発見されてはいない。
日本人の魂に刻まれた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)(2011年)はマグニチュード9.0相当と記録されており、兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)(1995年)はマグニチュード6.9である。
北海道をブラックアウトの事態に突き落とした十勝沖地震(2003年)は、マグニチュード8.3であった。
つまり、マグニチュード9.9というのは記録されない程の大地震という意味であり、理論上地球上で起こりうる最大の地震はマグニチュード10.0とされているので、異常事態だといっていい。
なお、豆知識なのだが、マグニチュードが1上がると、その時必要とされるエネルギーは約32倍。2上がると1000倍になる。0.2上がるだけで必要エネルギーは2倍となる。
では、そんなにとんでもない数字が出た理由とは?というと、こういうことのようだ。
予測が大きくずれる要因には、いくつかの種類がある。まず、観測網から遠い地震では、震源や規模の推定に大きな誤差が生じる可能性がある。深い場所で起きる地震も、地震波の伝わり方などの影響で、揺れを正確に予測することが難しい。
また、時間的・距離的に近接して複数の地震が起きると、別々の地震を一つの大きな地震として扱ってしまう場合がある。さらに、落雷や機器障害など、地震ではない信号を拾うこともある。一般向けの「警報」を、2か所以上の観測点で地震波を捉えた場合に発表するのは、単独の観測点の異常による誤報を減らすためだ。
Yahoo!ニュースより
ここでは仮定として「時間的・距離的に近接して複数の地震が起きると」と、書かれているが、今回もその可能性があると指摘されている。
緊急地震速報の過大予測 2つの地震同一処理のため(気象庁発表)
2018/01/05 18:39
本日11時2分頃に関東地方や福島県に発表された緊急地震速報について、
気象庁は震度を過大に予測したのは、同じ時間に富山県西部を震源とするマグニチュード 3.9(速報値)の地震が発生しており、2 つの地震を同一の地震として処理したためと見解を発表しました。
ウェザーニュースより
この情報は過去の2018年に発生した地震に関するものであり、2つの地震を同一の地震だと処理してしまうと、数値が大きく出がちだというものだ。
2年前の2016年8月1日の夕方、17時09分頃には、関東地方を震源とするM9.1、最大震度7という、震災レベルの緊急地震速報が気象庁から発表され、当時は発表直後に会員向け地震アプリの利用者に通知が届き、鉄道が止まり、ビル内のエレベータが止まりetc…と首都圏を中心に少なからず影響が広まりました。
ウェザーニュースより
そして、過去にもマグニチュード9.1という大地震の速報が。
なお、現時点で今回の原因は気象庁からは明らかにされていないため、原因について「これだ!」とは言えない。が、そういうこともあるよ程度には知っておいて良い情報だと思う。

そのうち更新されるかも知れない。


コメント
なんか漢方薬を買いに出て、
となりの病院処方の待ち合いで大騒ぎしてました。
危険ですから外にでますか?
外の方が落下物で危険だろうが!
仕方ないので、
「んな北海道から関東に至る広範囲て、最大9.9の地震ってあり得ない。
起きたら、津波でここいらは逃げる間などないから心配に及ばす。
だから大丈夫だよ」
と答えると、
「大丈夫じゃありません」
と怒ってしまった!
なら海抜10m以下の低地に店出すなよと想うす。
まぁМ9.9とは大きく出たものですな。
冷静で何よりです。
M9.9という時点で、「ナニカがおかしい」という話でして。
とはいえ、結果論でありますから、警戒するに越したことはありません。なお、通知が来なかったスマホもあったようで。