撤収が始まったぞ。
在ウクライナ大使館員も一部撤収へ 大使召還に続き=韓国政府
2026.10.20 17:31
韓国政府は20日、ウクライナが北朝鮮兵捕虜2人の韓国への移送を一方的に公表したことへの抗議として、駐ウクライナ大使の召還に続き、現地の大使館員の一部撤収を決めたと発表した。
聯合ニュースより
在ウクライナ大使館員の一部も撤収を開始し、更なるウクライナへのメッセージを高めようということかもしれない。
そして、その理由付けとしては「ウクライナ全域で空爆の危険性があり、安全の確保が難しい点などを踏まえて職員の一部撤収を決定」としている。
ただし、抗議の意味合いがあることも併せて言及している。
誤ったメッセージになるリスク
メッセージはウクライナに刺さるのか
へ、平気なのか?
記事としてはこちらの続報になる。

既に、振り上げた拳を下ろす場所が分からなくなっている疑いのある韓国政府だが、外交部箱のように主張している。
外交部の朴斗淳報道官は同日の記者会見で、「大使の召還後もウクライナ側の前向きな措置がない状況で、ウクライナ全域で空爆の危険性があり、安全の確保が難しい点などを踏まえて職員の一部撤収を決定した」と述べた。
聯合ニュース「在ウクライナ大使館員も一部撤収~」より
これで終わっておけば良いのに、こう言うコメントも併せて報じている。
大使館員の撤収は外交的な抗議を意味するのかと問われると、朴氏は「韓国政府の立場を多様な方式でウクライナ側に伝えたが、前向きな措置がなかったと判断し、こうした措置を取った」と答えた。
聯合ニュース「在ウクライナ大使館員も一部撤収~」より
これでは、単なる安全確保のための措置ではなく、ウクライナ政府に対する外交的な抗議という意味合いが強いことになる。
これは言わない方が良かったのでは。
「ウクライナ全域で空爆の危険性がある」というのは事実なので、それは主張すべき点だろう。
だが、「対抗措置」を示すと、これが刺さるのはウクライナ政府ではなくて、ロシア側なのではないだろうか。つまり、「韓国はロシアに利する気がある」というメッセージに採られる可能性があるという意味だ。
秋波を送る
残念なことに、韓国は先日こんな報道をしている。

この記事で触れたように、北極海航路を使う場合には、ロシアの協力なしには実現が難しい。
では、テスト航行はどのように実現したのか?といえば、支那の船にくっついて行ったことが既にAIS(船舶自動識別装置:Automatic Identification System)などによって確認されている。
偶然、支那の船舶の航行日程と重なったといえば、それまでではあるが、流石に説得力が怪しい。
報道によると、事前調整は行っていたようではある。
航路はロシアの北極海沿岸に沿っており、ソウルはモスクワと航海について協議した。協議の内容には、船が氷に閉じ込められるなどの問題に対処するための支援が必要かどうかも含まれていた。
ロイターより
そして、事前調整したにもかかわらず、「海洋水産部は、試験運航に関連してロシア当局に何らかの支払いを行ったとの見方を否定した」と、引用記事に示したように支払いはしていないという。実に不可思議な話だね。
更にこんな発言を韓国大統領の李在明氏(ミョンミョン)が行っている。

これらの事実が、どのようなメッセージとして理解されるのかは、言うまでもないだろう。
もちろん、これだけで韓国政府が親ロシア路線に転換したと断定することはできない。
ただ、こうした言動が積み重なれば、欧州諸国などから不信感を持たれる可能性はある。
更に言えば、ヨーロッパなどからも不信感を持たれかねない。韓国は親ロシア派なのだというレッテルを貼られた時に、真っ当な貿易が行えるのかはかなり怪しいような気がする。
アメリカ大統領のトランプ氏も、「ロシアから軽油を輸入するんだ」と駄々をこねたようなので、韓国がこのビックウェーブに乗った可能性は否定できない。
が、韓国とアメリカでは立ち位置が違うから。
まとめ
韓国が在ウクライナ大使館員も一部撤収し、ウクライナに残る大使館職員は半数になるというニュースなのだけれど、これが外交的なメッセージとしてはどう伝わるのか?
かなり興味深いところ。
韓国政府はウクライナへの抗議を意図しているのだろうが、その結果、ロシア寄りの立場だと受け取られることになれば、韓国にとって本末転倒ではないだろうか。
或いは親ロシア派であることを公言する狙いがあるのかもしれない。
現時点では、そこまでの意図があるのかどうかは分からない。
しかし、もし後者だとするならば、韓国政府は、その外交方針によってどのような利益を得ようとしているのか、国民に早いうちに説明した方がよいだろう。


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