グレ打算も覆えん!
仏で高校生ら16万人が抗議デモ グレタさんも応援
2026年10月14日07時23分配信
フランス各地で13日、学校の学習環境改善を求める高校生らが、街頭デモなどの抗議行動を展開した。大学生や労組関係者のほか、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(23)が応援に駆け付けた。AFP通信によると、内務省推計で約16万人(主催者発表48万人)が参加した。
時事通信より
打算で動く、グレタ氏が出てきたけれど、「少女」から「活動家」にジョブチェンジしてから飽きられていたのか、かなり危ないところにも首を突っ込んでいるようだ。
フランスの抗議デモだが、激しさを増している模様。これは、フランス大統領も頭を抱えているのではないだろうか。
解決の道のりは遠く
デモなのかテロなのか
先ずは、最近の記事から。


何故かベルギーにも飛び火した学生デモだが、記事でも散々こき下ろしたように筋の悪い暴動と化している印象がある。
もちろん、真っ当に主張を訴えてデモを続けている層もいるのだけれど、ブラック・ブロックやカサーなどと呼ばれる連中に利用されてしまった段階で、もはや失敗と言えるだろう。
抗議は緊縮型の2027年予算案をにらみ、連日実施。教員不足への対応や老朽化した校舎の改修を訴えている。
時事通信「仏で高校生ら16万人が抗議デモ~」より
教育環境の改善を求めてデモをすることは悪いことではない。だが、デモの先に何を求めるのかを決めていないように思える。
フランスの学生デモの現状は、デモをすることで気持ちよくなっちゃっているだけで、何の解決も求めてはいないと思うんだよね。
何故、そう思うのかといえばこちら。
フランス各地で高校生らの抗議が激化、最大500校が休校に
2026年10月5日
フランスで先月始まった、教育環境の改善を求める高校生らの抗議活動が激化している。エドゥアール・ジェフレ教育相は4日、抗議する学生と機動隊との衝突がここ数日続いていることを受け、週明けの5日に国内の最大500校を全校または一部休校にすると発表した。
ジェフレ教育相は、治安上の条件が「満たされていない」として、約400~500校の高校で、授業を「全面的または部分的に休止する」と説明した。
また、抗議活動が始まって以降、計24校が「放火または略奪」の被害を受けたと明らかにした。
BBCより
放火はするわ、略奪はするわ、教職員に怪我をさせるわ。「一体、アナタ達は何を求めているのか忘れているんじゃないの?」と思うような惨状なのだ。
活動家が出動する
そして、今やグレタ氏が出張ってくる状況になったのだ。
大学生や労組関係者のほか、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(23)が応援に駆け付けた。
時事通信「仏で高校生ら16万人が抗議デモ~」より
もはや、何をしているのか分からない状況になってきている。何の労組が首を突っ込んでいるのかと思って調べたら、どうやら有名な左派団体であるようだ。
- CGT(労働総同盟):フランス最大級の歴史ある主要労組
- CFDT(フランス民主労働組合同盟):CGTと並ぶ主要労組
- FO(労働者の力):政治政党や宗教から一線を画す「政治的中立(独立性)」を掲げる労組
- FSU(統一教職員組合):教職員たちの組合
この辺りが参加しているようで、もうメチャクチャである。
当初の学生デモは確かに学習環境の改善を求めて立ち上がったものだったかもしれないが、既にその主体が何処にあるのかすら怪しい状況で、手段が目的化して、目的を見失ってしまっているように見える。
政府も対応に苦慮
当然、交渉相手のいないデモとなっているので、政府としても対処療法を行うしかない。つまり、暴徒の排除である。
ローラン・ヌニェス内相によると、2日には1747人が逮捕された。
AFP通信によると、高校生らの抗議が始まって以来、計5000人以上が逮捕されている。うち約85%は未成年者だという。
BBCより
学生が暴徒化して次々と排除されているが、彼らが目指した学習環境の改善など何処へ行ってしまったのやら。
抗議活動の主催者側は、政府が「具体的な措置」を講じていないと非難し、6日も抗議を継続するよう呼びかけている。
BBCより
この「抗議活動の主催者側」は一体誰なのか、といえば、それは明らかにはされていない。だが、学生側のトップは学生組合(La Voix Lycéenne / L’Union Étudiante)や高校生労働組合(Syndicat Général des Lycéens)などの組織らしい。
ああ、「Syndicat(サンディカ)」を労働組織と翻訳するのは誤訳に近いのだけれど、実際には労働者の組織も同じ法体系で組織が認められるらしく、完全な誤訳とも言い難いらしい。フランス語に詳しくないので、真偽の程は分からないけれど。
ともあれ、ここは組合の公式声明として、「当局が予算削減で我々の学びの場を奪おうとしている。屈せずに大学や高校をブロック(封鎖)し、奪い返そう!」といった具体的な戦闘服調の指示文を掲げているらしい。
もはや支離滅裂である。
政治運動であれば、出口戦略は非常に大切なのだ。しかし、この学生デモのスローガンがこれだとすると、政府としては交渉の余地はあるまい。
そうすると、終わりも見通せなくなってしまい、それはフランス政府にとっても学生達にとっても不幸なことである。
中学校での発砲事件
更に、発砲事件も報じられている。
フランスの中学で発砲、複数教師が負傷 14歳生徒を逮捕
2026年10月13日
フランス南部オーバニュの中学校で12日朝、学校の校長と教師が撃たれ、生徒1人が逮捕された。
地元当局はフランス・メディアに対し、14歳の少年は「ギターケースの中に散弾銃を隠して」ラカナール中学校に入ったと明らかにした。発砲した少年を、職員が取り押さえたという。
BBCより
流石にこの件はメディアも「この事件はフランス各地で続く教育現場の状況に対する抗議活動とは関係がないようだ」という現地警察の談話を肯定的に伝えている。
だが、混乱に乗じたテロの発生という文脈で考えれば、学生デモと切り離して考えることも難しいだろう。
ヌニェス内相はエドゥアール・ジェフレ教育相と共に現場を視察し、記者団に対し、学校は13日は休校になると述べた。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、ショックを受けている教師、生徒、保護者に対し、「全面的な連帯と全面的な支援」を表明した。
BBC「フランスの中学で発砲~」より
犯人は、この中学校の生徒で14歳なのだとか。どうやって、散弾銃を手に入れたんでしょうねぇ。
報道を幾つか調べてみると、どうやら父親が元軍人で、スポーツ射撃の選手(現役かどうかは不明)で専用の銃を所有していたのだとか。それを持ち出して犯行に及んだとの見方が強まっているようだ。
ただ、犯行動機は教師や同級生からの虐めだとされているところを見ると、フランスの教育現場の混乱の一面を切り取った事件と理解できるだろう。
まとめ
最後に紹介した殺人事件は、デモには無関係である。しかし、教育現場で起きた破壊衝動という見方をすると、フランスの教育現場も随分と荒んでいるという印象を受ける。
そして、もはやフランスの学生デモはプロパガンダ合戦の様相を呈しつつあり、各界のプロ達が集まってきている情勢だ。
フランス政府も対応に苦慮しているようだが、そもそも、財政政策がクソだったのが問題なのである。慢性的な赤字財政の状況で増税もままならない。増税しようとすれば、黄色いベスト運動のようなことになって前に進めないだろう。
そうすると、フランス革命のようにトップを刈り取って、結果的に大増税をせざるを得ないのがフランスの未来のようなのだけれど、どうするんだろうね?これ。



コメント
散弾銃を「とうやって」って、
そりゃ親父か親戚の持ち出したのでしょう。フランスはシビエ大国。
猟銃なら所持は、日本みたいに面倒ではないす。田舎にゃゴロゴロしてる。
日本みたいな刀狩りないから、
二次大戦でもレジスタンスてきたと。
フランス警察には刑事警察の他に!
軍と同様の国家憲兵隊があるんたから
投入して、発砲すりゃ良かろうに。
一定数は死ぬと自覚させりゃ、無自覚層はプロ市民の言うことを
きかなくなる!
なにをためらってるのか?
ほんと口だけマクロンだな。
そういうことだから、FCRフラン使用圏国から追い出され、
ニジェールにウラン輸出を禁止されて、電力売りを渋るハメになる!
まぁ、あの国がガタついたら、
流石にパリの従妹一家を脱出させる必要が出てくるから、やりとりしてますがね。
散弾銃の管理が良くなかったのでは?と、取り調べを受けたようですね、親父さんも。
実行犯はギターケースに散弾銃を隠して持ち出し、実行に及んだようで、計画的で残忍な方法を選んだのでしょう。
なかなか、覚悟が決まっていた感じが伝わってきますね。
デモの方はもうブレーキのほうが壊れているようなので、どうなるんでしょうか。
お知り合いの方にはくれぐれもお気をつけをと。
しかし何なのでせうね?
私は冷戦まっ盛りで、
スタローンやシュワルツネッガーが
スクリーンで悪いロシア人をシバいてる時代に青年期を送ってます。
あの時代、アフリカなんか独立国の大半が米ソの代理戦争の内戦やってた。
東南アジアも中南米も似たようなもんで、およそセカイが平和とは思えんかった。けど……
今となると冷戦時代は良かったなぁ!
途上国の内戦も冷戦崩壊からへってはいるはずなのだけど。
深刻さにおいては、今の方が酷いっすよね?
だってウクライナみたいな国家間戦争それも領土侵略戦争なんて、冷戦下ては考えられなかったすもんね。
ある意味に、こないたの駅前のイカれたオッサン、「1999年8月にセカイは終わってるのだ!」
のオッサンがトチ狂うのも解る気が。
冷戦時代は良かったなぁ。
思想弾圧された連中がシベリア送りになったり、朝鮮族がスターリンによって数百万人も中央アジアへ移民させられたり、そういう不条理に目を潰れば、世の中はたいてい安定してた。
バブルに戻りたいとは思わないけど、
冷戦時代には戻りたい気がする。
最近の冒険活劇エンタメを観ると、
小説 殺し屋グレイマン シリーズ
映画 ジョン・ウイック シリーズ
とまぁ、ヒット作は
ほぼアウトローか、暗殺者が主役。
正規のオフィサーや
エージェントやパラミリがいない。
非常にそっち系がゴルゴ化してるす。
2010年代まては「24H」てあるとか、
007のリメイクのヒットとか、
MI6やCIAの看板背負ってた。
これは1つ理由があって、
世界情勢がグチャグチャになりすぎて、ハリウッドの脚本化ごときの
手に終える代物でなくなってきた。
そういう時代に、
フリーランサー的な悪投プロを主役に抑える方が、複眼的かつ公平に物語を構築し易い!
これはゴルゴ13が続いてるのみると解るすよ!
ニーズは一定ある!
けど、それを特定の政治・経済方向から作品化するのが、
難しい時代になった。
紙媒体でも映画てもヒット作の主役が
共に諜報機関御用達の元殺し屋
てなのも、ハリウッドが茶化せる時代でなくなったって話でせうね。